公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング「イヌシデかアキニレか、ヤマボウシ、ナツツバキかヒメシャラか、カクレミノ」

1123日(金)
 
 山崎の池を出て、先へ進んだ。ここへ来ると、釣りを楽しんでいる人が56人いた。今は何が釣れるのだろうか。一寸覗いてみたかったが、相手に失礼になるので、止めた。
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釣りを楽しんでいる人
 
 ここの道がくさぶえのみちと説明した標示があった。前回は見ていなかったので、読んでみた。「山崎公園、牛久保西公園、牛久保公園、徳生公園を結ぶ公園がくさぶえのみちです」とあった。なぜ、「くさぶえのみち」と呼ばれるようになったか、その根拠を知りたかったが、資料が見つからなかった。綺麗な名前をつけよう、と、つけたのだろうか。「牛久保」という名前も奇妙な名前である。下記の資料によると、「久保は他のクボ地名と同じく、この谷戸のくぼんだ形状を言ったもの」「ウシは普通「縁(ふち)」の転じたもの、ウシはまたウスの転で臼のような窪地の地形を形容した語」などと記述されていた。どれが真実か分からないが、地名は興味をひくものである。
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道がくさぶえのみちと説明した標示
 
 後ろの紅葉した樹は何だろうか、イヌシデかアキニレかと思われるが、ゆっくり見ていることが出来なかったことが残念だった。イヌシデはよく考えると、黄葉するが紅葉にはならない。写真を拡大して見ると、何かが下がっているように見える。これは恐らくアキニレの果実になると思われる。

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アキニレ

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アキニレ
 
 ここに見えてきたのはヤマボウシである。後ろの樹には「ヤマボウシ」の名札が付けられていて、幹を見ると、特徴のある灰白色の斑点が見られるので、間違いがないと思う。手前の樹は葉が少なく、幹が黒ずんでいて、分かり難いが、紅葉をした葉を見ると、やはり、ヤマボウシになるようだ。
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 赤茶色をした幹が見えてきた。幹には斑点、樹皮の禿げた跡が見られる。ナツツバキかヒメシャラと思う。赤みが強いところはヒメシャラだが、葉を拡大して見ると、ナツツバキでも、ヒメシャラでもなかった。この葉はサルスベリに見えてきた。サルスベリの幹はこんなに赤かっただろうか。
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 次々にいろいろな樹木が出て来た、なかなか確認する時間が取れないのが残念だ。葉の一部が黄色くなり始め、黒味を帯びた果実を房のようにつけているか樹が出て来た。何の樹だろうと不思議に思った。1本通り過ぎると、数本出て来た。葉を見ると、3脈が見えてきたので、もしかしたら、カクレミノではないかと思いついた。3つに割れた葉が見つかれば、カクレミノと確認できるが、葉には色々な変異があるので、葉だけでは決められない。
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カクレミノ

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カクレミノの果実
 
 ガードをくぐると、広い道に出て、明るくなった。しかし、上空は曇り空が続いている。樹の葉も大分落ち出しているので、樹の名前を同定することが難しくなっている。一行は落ち葉を踏みしめながら進んで行った。
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落ち葉を踏みしめながら進む一行
 
撮影1119

  記  平成301121日(水)