公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

備中松山城「天守閣、猫(さんじゅーろー)、シュウメイギク、カエデ」

1119日(月)
 
 JR備中高梁駅から観光乗合タクシーに乗り、備中松山城へ向かった。ふいご峠で観光乗合タクシーを降り、山道を上り始めた。先陣の人もいて、この山奥も気にせず上って行けた。三の丸、二の丸、本丸と上がって来た。本丸まで来ると、広場に猫がいて、何か撮影している光景だった。「何でここに猫がいるのだろうか」と思いながら天守閣へ向かった。
 昨日、姫路城を見た後なので、備中松山城天守閣は随分小さく、古ぼけた天守閣の印象を受けた。備中松山城はどんなところなのか、よく知らないので、下記の資料1を見ると、「鎌倉時代の延応二年(1240)に秋庭三郎重信により臥牛山のうちの大松山に砦が築かれたことに始まります」とあった。更に、資料2を見ると、「この地は、山陰と山陽を結び、東西の主要街道も交差する要地であるため、戦国時代は激しい争奪戦が絶えず、目まぐるしく城主交代が繰り返されています」とあった。説明を読むと、この地が交通の要衝地であったので、城が築かれたことが分かって来た。
 天守閣の中は、狭い上に、薄暗かった。更に階段が狭く、傾斜が急で、上り下りが大変だった。昔だったから、この規模で敵に対して適応できたのかも知れない。
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 天守閣から出て来ても、猫は広場にいて、テレビ局の関係者と思える人が近くの人や外人さんにインタビューをしていた。
 何でここに猫がいるのか不思議思い、調べてみると、下記の資料1によると、「この猫は、城から6キロ近く離れた飼い主の家から行へ不明になり、この城まで辿り着き、この7月下旬からすみついているという。飼い主さんは、城を離れず伸び伸びと過ごしている姿を見て、手放す決心をし、今では、市観光協会の世話で、「さんじゅーろー」と名付けられ、城主として評判を呼んでいる」とのことでした。珍しい猫がいるものだと思った。この記事を書いていると、下記の資料2が目に留まった。「備中松山城の「城主猫」姿消す」の表題で書かれていた。114日、協会職員の自宅から逃げ出してしまったとのことだった。動物は帰巣本能があるから、もしかしたら、再び、松山城へ向かっているかもしれない。早く見つかってくれればと願っている。
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城主猫(さんじゅーろー)
 
 天守閣から一段下がったところにピンクのシュウメイギクが咲いていた。豊かな日差しを受け明るく輝いていた。
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 塀の向こうに赤く染まったカエデが見えた。これほど見事に染まった紅葉は今年初め見る。階段を降り、カエデのある広場から天守閣を臨むと、綺麗な絵のように見えた。小さく、古ぼけた城だったけど、ここからはそのようには見えない。それよりも長い歴史を背負った雄姿に見えてきた。
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カエデ

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天守閣とカエデ
 
撮影:1031

  記  平成301116日(金)