好古園「ナラガシワ、ケヤキ、ツワブキ、池、滝と清流、ナツハゼ、ヤマボウシ、サザンカ」
11月15日(木)
姫路城を出て、直ぐ近くの好古園へ向かった。さすがの姫路城だけあって、観光客が多い。駐車場には観光バスが何台も止まっている。
好古園へ着いた。下記の資料によると、「好古園は姫路城の西側にあった武家屋敷の跡地に造られた日本庭園」との説明があった。
門を入ると、樹林帯と書かれた案内板が目に留まった。それを見ると、ナラガシワ、クリ、モチツツジなどが書かれていた。これを見ると、いろいろな樹木があることを伺わせていた。
歩き始めると、すぐ前に、ナラガシワの樹が現れた。コナラに似ているが、葉が大きい。関東地方ではあまり見かけない。牧野新日本植物図鑑を見ると、「主に本州中部以西、四国、九州の山地にはえ・・・」とある。やはり、関東地方では見られないようだ。
ナラガシワの樹
ナラガシワの葉
庭園が広がって来た。モミジが紅葉を始め、池と石組みが日本庭園の美しさをつくり出している。その先の緑の奥に、小さな滝があり、水が静かに流れて来ている。優雅な光景である。
池
滝と清流
ナツハゼと書かれた樹があり、黒色の果実が見える。ハゼノキはよく見かけるが、ナツハゼは初めて見る。牧野新日本植物図鑑によると、「本州から九州及び朝鮮、支那に分布し、産地、丘陵地に多い・・・」とある。すると、今までに見かけてもよさそうだが、見逃しているのかもしれない。
ナツハゼ
ハナミズキを思わせるような紅葉をした樹があった。最近見た中では一番きれいに紅葉している。早速幹を見ると、ハナミズキの幹に見られる独特の細かい割れ目が見えなかった。その代わり少し斑点模様があった。この樹皮からヤマボウシと分かった。ヤマボウシがこんなにきれいに紅葉した姿は今まで見たことがない。
ヤマボウシの紅葉
撮影:10月30日
記 平成30年11月13日(火)