公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「マユミ、アキノウナギツカミ、ノコンギク、フジバカマ、クマノミズキ」

1114日(水)
 
 舞岡公園でトリカブトを見たのは初めてであった。猛毒の印象の余韻を残しながら、歩き始めると、マユミの果実が見えてきた。つい最近まで、緑色で目立たなかったが、ピンク色になり色が濃くなって来ると、人の目を惹くようになった。今は未だピンク色だが、もう少し濃く成って来る。果実をよく見ると、中央から割れ出しているものがあり、中から赤い種子の一端が見え出している。
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マユミ

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マユミの果実
 
 水路にアキノウナギツカミが見えてきた。アキノウナギツカミの花はミゾソバの花に似ている。花だけを見たのでは見分けるのが困難である。この2つを見続けてきたが、開花した光景は幾例も見ることが出来なかった。午前中の明るいときだと、開花しているときが多いが、午後、遅くなるとこの2つの花は閉じてしまうように見える。下記の資料では。この2つの花の開花している光景を捉えることが出来た。撮影した時刻を見直すと、午後1時半ごろであった。今は315分なのでどちらも閉じている。2つの花の開花時刻について調べているが、なかなか資料が見つからない。
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アキノウナギツカミ
 
 これはノコンギクになるのではないだろうか。つい最近まで、ノコンギクは分かったと思っていたが、シラヤマギク、シロヨメナが出て来たところで、迷いが出て来てしまった。シラヤマギクとシロヨメナの筒状花は薄い黄色をしているように見えるのに対し、ユウガギクやノコンギクの筒状花は濃い黄色をしているように見える。この花の筒状花は濃い黄色をしている。従って、ノコンギクではないかと見てしまい、いろいろチェックして来なかった。今年は、ユウガギクとシラヤマギクは長い間見てきているが、ノコンギクはあまり見かけていない。
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 第2ネムノキ休憩所から横へ入ると、炭焼き小屋がある。そこへ通じる細い道の両側に季節の花が咲いてくる。今日は、何か所かでフジバカマを見て来たので、ここの入口でも咲いていると思い、見に行くと、予想通り咲いていた。
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フジバカマ
 
 クマノミズキの冬芽を確認したいと思いながら、見過ごしてきてしまったので、園道を戻った。クマノミズキはこの園道に1本だけあるが、その樹の存在が分からなくなってしまった。時刻も遅く、暗くなり始めているので、探し難くなってきたが、冬芽を頼りに探していくと、見つかった。冬芽は、枝に沿うように、対生に出ていた。
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撮影:1028

  記  平成301112日(月)