公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

栗林公園「天女嶋(てんにょとう)、楓嶼(ふうしょ)、エドヒガン、飛来峰からの南湖の眺め、アラカシ、チャノキ、ハナミズキ」

1113日(火)
 
 掬月亭の前の池は南湖で、その中に楓嶼(ふうしょ)、天女嶋(てんにょとう)、杜鵑嶼(とけんしょ)の3つの小島があり、水とあいまって綺麗な公園をつくり出している。
 これは天女嶋(てんにょとう)と呼ばれている。中央にある大きな樹は何の樹か知りたかったが、ここからはよく分からなかった。マツなどという資料があったが、写真からは確かめられなかった。
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 天女嶋(てんにょとう)

 次の島は楓嶼(ふうしょ)といわれており、紅葉を始めた楓が見える。水、岩、楓と調和の取れた美しさが感読み取れる。
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 楓嶼(ふうしょ)

 偃月橋(えんげつきょう)へやって来た。この太鼓橋を渡ると、右側にエドヒガンのサクラの樹がある。花の時期に1度見たので、ここにエドヒガンの樹があることは記憶していた。先程、桶樋滝の見学地で見たエドヒガンの冬芽と比べるためにここのエドヒガンの冬芽の写真を撮った。ここは、近づけないので、アップ写真を撮った。写真を見ると、芽鱗の表面に毛の沢山ある冬芽が見えた。桶樋滝の見学地で見た冬芽を同じ冬芽である。ソメイヨシノの幹と比較しようと写真を撮ったが、表面に苔が生えており、正確には捉えられなかった。
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エドヒガン

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エドヒガンの冬芽

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エドヒガンの幹
 
 飛来峰という高台に上り、南湖を眺めた。偃月橋(えんげつきょう)のすぐ後ろにある島が杜鵑嶼(とけんしょ)で、杜鵑」は「さつき」、「嶼」は「小島」を意味しているそうだ。円形に選定された植木はサツキになるようだ。
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飛来峰からの南湖の眺め

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偃月橋(えんげつきょう)と杜鵑嶼(とけんしょ)
 
 飛来峰を下り始めたところにアラカシの果実があったので写真に収めた。こちらの方では関東地方のシラカシに変わり、アラカシが沢山見られる。アラカシはシラカシの葉より幅が広く、鋸歯が粗い。
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アラカシの葉と果実
 
 前方、遠くに、直角に曲がった樹が見えたので、「何だろうかと」カメラで覗いてみた。見ると、太いマツのようだ。重みに耐えられるように支柱で支えられている。先程、通って来た道の対岸であるが、そこを通っていた時はこのマツの樹の存在に気が付かなかった。ここはどこだったのだろうか、と調べてみたが分からなかった。
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樹形の変形したマツ
 
 下へ来ると、白色のチャノキの花が咲いていた。最近、チャノキの花をいくつかの公園で見て来たが、この栗林公園の中には広い茶園があり、葉は綺麗な新緑色をしていた。
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チャノキの花
 
 出口近くへ来ると、ハナミズキの赤い果実が見えてきた。ハナミズキの果実は、入る時に気が付いていたが、日光の加減で、逆光になっていることから、帰りに写真に収めようと考えていた。ところがここへ来ると、工事中のため、中へは入れなくなっていた。薄暗くなっていたが、露出を調整して撮影した。
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 ハナミズキの果実

撮影:1029

  記  平成301112日(月)