丸亀城「城壁の算木積み、ズメノヒエ、ハナカタバミ、城壁の崩壊」
11月10日(土)
丸亀城は石垣の名城として知られているので、一角を撮影した。ここでは、算木積みの様子を見ることが出来る。算木積みとは、直方体に加工した石を用い、石の長辺を石垣の角の両面に交互に出す積み方である。
算木積み
下りてくると草原があり、タチスズメノヒエが見えた。この草は以前近くの公園でどんどん繁殖している様子を見ていた。最近は草刈り機で駆られるので、めっきり姿が見えなくなってきた。タチスズメノヒエはシマスズメノヒエに似ているが。穂の数が多く、穂は斜めに立ち上がっている。
草原の中のタチスズメノヒエ
タチスズメノヒエ
同じ草原にピンクの濃い花が見えた。カタバミの花に似ているが、花が大きい。ハナカタバミと思うが、調べてみた。下記の資料によると、「花の中心部が黄色であり、5個の花弁の縁が深く重なって、隙間がない」と説明されていた。
ハナカタバミ
坂を下り切ると、城壁の崩壊の光景が見えてきた。大きな石がごろごろしている。一目見て、大きな被害であることが分かった。下記の資料では、「西日本豪雨や台風24号などの相次ぐ大雨によって崩壊した」と伝えている。地震ならともかく、頑丈なつくりをした城壁が豪雨で崩れるとは、考えてもみなかった。崩壊した城壁を見ると、大きな石が一重に重ねられているようだ。これだけ高く、大きな石が積まれていると、地下水のはけ口が必要となると思うが、それが十分ではなかったようだ。大きな石も水の中では軽くなってしまう。1枚岩が災いしたように見受けられる。
城壁の崩壊
城壁の崩壊
撮影:10月29日
記 平成30年11月7日(水)