公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

四季の森公園「ザクロソウ、ユウガギク、ゲンノショウコ、ハナタデ、タイアザミ、ヤブタバコ」

1012日(金)
 
 畑の中にザクロソウがあるというので、説明を受けながらみんなで見たが、小さいので、遠くからではその存在に気が付かなかった。改めて見直すと、3枚の葉が輪生しており、その葉腋から出た花枝の先に小さな花をつけていた。今は花が咲いていないが、下記の資料によると、花被片は5枚という。
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ザクロソウ(右側)
 
 道を隔てたところにユウガギクがある。ここでユウガギクを最初に見たのは、718日である(資料1)。ノギクノ中でユウガギクは早めに咲くというので、この時に確認したが、その後、912日に見た時(資料2)にも花数が増えてこないので、そろそろユウガギクの花期が終わりに近づいたのではと思っていたが、今日は見違えるほど花数が増えていた。「今が最盛期である」ことを再確認した。ここで花数が多いと思ったが、畑の反対側へまわると、さらに多くのユウガギクが咲いている群生地があった。「これがユウガギクなのかぁ」と思うくらい見事な光景であった。
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道端のユウガギク

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ユウガギクの花

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ユウガギクの群生
 
 草原を横切り、進んで行くと、白色の小さな花が目に入って来た。最初はゲンノショウコと思ったが、場所を考えると、もしかしたらアメリカフウロウではないかと見ていたが、葉が細かく裂けていないところを見ると、これはアメリカフウロウではないと分かって来た。すると、やはりゲンノショウコになるようだ。ゲンノショウコは草原ではなく、土がもう少し肥沃で、日陰によく見かけていた。ここでは、花の大きさは変わらないが、葉が小さかったので、一見別物に見えてしまった。
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 園道へ出ると、道端にタデが花をつけていた。このタデは小花が疎らになっているので、イヌタデでなく、ハナタデになるようだ。
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ハナタデ

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ハナタデ
 
 タイアザミが咲いていた。毎年大きなタイアザミを見て来たが、どういう訳か、今年は小さなタイアザミばかり見ている。まだ早く、これから大きくなって来るのだろうか。
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 タイアザミ

 垣根に絡みつくようにヤブタバコがあった。今年はいろいろなところで、このヤブタバコを見て来た。長い枝が横に張り出て、花柄のない花がびっしりとついているところがこの花の特徴で、コヤブタバコ、ガンクビソウとの違いが分かって来た。
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ヤブタバコ

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ヤブタバコの花
 
撮影:106

  記  平成301010日(水)