舞岡公園「シラヤマギク、ヌマガヤツリ、ヤマホトトギス、タムラソウ、ユウガギク」
10月6日(土)
シラヤマギクが再び見えてきた。この姿から見ると、そろそろシラヤマギクの花期も長くないことが伺える。つづいてミズタマソウが現れて来た。この花も随分前から咲いているように思えたので、記録を遡ってみた。すると、8月10日に見ていたことになっていた(資料1)。1か月以上は咲いていたことになる。ミズタマソウは日陰にあり、白色の小さな花なので、撮影が難しかったが、先日思いがけなく花のつくりが分かる写真が撮れ、「2裂した花弁、2本の雄しべ、雌しべの柱頭が2裂しているところ」を見ることが出来た。今日の写真でも、ほぼ同じことが確認できた。
シラヤマギク
ミズタマソウ
ヌマガヤツリがあった。他の植物と外見が違うので、ヌマガヤと分かるが、小花がどうなっているのかは殆どつかめない。今日は何とかなるかと思い、穂をつまみ取り、撮影してみた。それでもよく分からないので、資料を探すと、下記の資料が見つかり、写真の緑色のものが、痩果と分かったが、それ以上のことはまだ分からなかった。
ヌマガヤツリ
ヌマガヤツリ
ヤマホトトギスが現れて来た。この花は、先日、四季の森公園で見てきて、記憶に新しい。今迄、舞岡公園で見て来たのは普通のホトトギスであり、ヤマホトトギスを見るのは初めてである。今年はどういう訳か、毎年見ている普通のホトトギスを見ることがなく、ヤマホトトギスを続けてみている。何か不思議さを感じる。
この花はアザミの仲間と間違えやすい花である。今、彼方此方に見えるアザミは殆どがタイアザミになる。タイアザミは、総苞片が反り返り、先が棘状になっているが、この花の総苞片は反ることがなく、棘がない。それだけでなく、葉もアザミの葉と違い刺々しくはない。この花の名前はタムラソウになる。
タムラソウ
タムラソウ
タムラソウ
炭焼き小屋へ向かっていくと、右側の垣根際にユウガギクがある。もう花は見られないと思ったが、行ってみると、花が咲いていた。ただ咲いているのではなく、今咲いているユウガギクは紫色がかっていた。ここで、最初にユウガギクを見た時は、すべての花が白色であった。(資料)。遅く咲くユウガギクは紫色を帯びるようになるのだろうか、調べてみたい。
ユウガギク
ユウガギク
撮影:9月18日
記 平成30年10月4日(木)