公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

神奈川通公園「ムクゲが復活し花をつけてきた」

97日(金)
 
 暑い夏が過ぎたと思ったら、台風が来るという大荒れの天気になった。公園へ行ってみると、暑さが和らいだせいか、ムクゲの花が復活してきた。公園のムクゲは八重の花で、一重の花とはまた違った趣がある。花が咲いているときは華々しくきれいだが、ムクゲの花が直ぐに次々と落ちてくる。この残骸が毎日溜まってくるので、後片付けが大変である。
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復活したムクゲの花

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八重のムクゲの花

 キバナコスモスが漸く花らしい花をつけてきた。今年は芽生えてきた苗を1度移植したので、育ちが遅かった。無事花をつけるまで育つか気になっていたが、例年よりも遅いが見られる花が付くようになってきた。
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漸く咲き出した キバナコスモス

 既にいろいろなところでヤブランの花を見て来たが、公園のヤブランは一向に花を咲かせなかった。ヤブランは花壇の縁に植えられているが、そこに数年前からササが侵入してきた。始めた。ササは成長が早く、勢いがある、ササを退治しようと、ササを刈るが、その時、どうしてもヤブランも刈って仕舞うことになる。そのため余計ヤブランの成長が悪くなってしまった。今年は花をつけるか、気になっていたが、大半は花の気配がなくなってしまった。そんな中で、3年目に移植した倉庫前のヤブランだけが花をつけた。ここはササが侵入していないので、順調に育ってきたものと思われる。
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 この夏、広場に大分雑草が侵入してきた。個体数の多いのはコスズメガヤである。根こそぎ刈ったと思っても1週間もすると、新しいものが生えてきている。この勢いがあったコスズメガヤも暑さが続いたせいか、最近は衰え始めてきた。コスズメガヤは根が浅いので、簡単に抜け退治が出来る。今度退治すればもう新しいものは生えてこないだろう。
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 衰え始めたスズメガ

 勢いがあり、背丈を伸ばしてきたオヒシバも暑さのため枯れ始めてきた。青々としていた時はなかなか抜けなかったものが、枯れ始めると、根も弱まり、簡単に抜ける。
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 衰えてきたオヒシバ

 しつこいこの草は何だろうと思っていたら、最近花を付け出してきた。この花を見て、ハマスゲと分かった。花はカヤツリグサにそっくりである。しかし、やや小型である。ハマスゲは小さいが根を張っているので、引きにくい上に、刈り取ると、直ぐに伸びてくる。
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勢いを増すハマス

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花火のような花をつけたハマス

 
 ヒマワリはもう枯れ出した。種をまくのが遅かったせいか花つきが悪かったが、周りを埋めたエノコログサの影響もあったのではないだろうか。毎年ここの花壇はエノコログサやヒメムカシヨモギが大繁茂するのだが、今年はキバナコスモスを移植したところはあまり出てこなかった。その代わり、ヒマワリを植えた周りは例年のように繁茂してきた。そのエノコログサも枯れ始めてきた。勢いある草も季節の移り変わりには勝てないようだ。
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枯れ始めたエノコログサ

撮影:94

  記  平成3094日(火)