舞岡公園「ガンクビソウ、コヤブタバコ、ヤブタバコ」の違いについて
8月19日(土)
モミジ休憩の広場へ入ると、すぐ右の日陰にコヤブタバコがある。ここは、ヤブタバコ、コヤブタバコ、ガンクビソウについて考えるきっかけになったところである。コヤブタバコを見た時、まだこの名前は分からなかった。花は開いていないので特徴が掴めず、ヒメムカシヨモギやアレチノギクに似ている花をしていると思った。葉を見た時、茎の下へ行くほど大きくなり、ずいぶん変化が激しいと思った。
先程ガンクビソウを見て、いまコヤブタバコを見ている。この2つに以前確認したヤブタバコの3つを比較してみた。
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ガンクビソウ
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コヤブタバコ
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ヤブタバコ
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背丈
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40cm
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60cm
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葉
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長さ11cm、幅2.5cm
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長さ10cm、幅4.5cm
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花
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長さ1.0cm、直径0.6cm
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長さ1.0cm、直径1.1cm
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葉腋に柄のない花をつける
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苞葉の数
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苞葉が2〜4個
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苞葉が多数
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葉
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両面とも軟毛がα
裏に腺点がある
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葉脈上に伏毛が沢山ある
裏に腺点がある
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表裏に短毛がある
裏に腺点がある
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茎
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上へ向かう伏毛がある
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縮れた毛がある
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短毛がある
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ガンクビソウ:苞葉が2〜4個
ガンクビソウ:葉の表
ガンクビソウ:葉の裏
コヤブタバコ:苞葉が多数
コヤブタバコ:葉の表
コヤブタバコ:葉の裏
ヤブタバコ
ヤブタバコ:葉の表
ヤブタバコ:葉の裏
似ていると思ったものでも、詳細を調べ直してみると、少しずつ違いが見えてきた。花が葉腋に直接ついているところはヤブタバコだけであるので、他の2つとは区別することはそれほど難しくない。しかし、ガンクビソウとコヤブタバコの区別は簡単にいかない。花の大きさと苞葉の数に違いがあるようだ。表から、ガンクビソウの花の直径はコヤブタバコの約半分、苞葉の数もはるかに少ないことが分かる。この2点を比べればこの2つは区別できることが分かってきた。
撮影:8月15日他
記 平成30年8月16日(木)