公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

浦島公園「サルスベリが満開になる 2」

83日(金)
 
 久しぶりにハナモモの樹を見た。見上げる程上へ伸びてきていた。花が咲いているときは未だそれ程大きな木に見えなかったが、ここ数か月間で、ずいぶん大きくなった気がする。このハナモモは枝が横へ伸びず、上へ上へと毎年伸びていく性質があるようだ。今は果実が出来ている。果実も今までよりも心持大きく見える。
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 ハナモモの果実

 ハナモモの隣にカリンの樹がある。この樹も先ほどのハナモモと同じように上へ上へと伸びている。一瞬、どっちがどっちなのか分からない感じもする。カリンの樹の後ろにサクラの木があるが、覆い隠されてしまいそうになっている。来春、サクラが葉を付けたら、この2本の樹の間は完全に塞がってしまうだろう。上を見ると、今年も大きな果実が出来ている。昨年より一段高いところにあるので、よく見ないとか果実の存在に気が付かない。
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左:タブノキ 右:カリン

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 カリンの果実

 カリンの樹の隣にタブノキがある。このタブノキはもともと大きな樹であったが、成長の速度はカリンの樹よりは遅いようで、背丈だけを見ると、追いつかれているように見える。
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 左:タブノキ 右:カリン

 シダレザクラも葉をたくさんつけ、重くなった枝が下がってきて鬱蒼としている。真夏なので、この姿を見ていると、一層暑さが増してくる。
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 鬱蒼に見えるシダレザクラ

 公民館側のハナモモの成長も著しい。後ろのハクウンボクが見えなくなってしまった。ここでもハナモモはハクウンボクの成長を凌ぐ勢いを感じる。
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右の高い樹がハナモモ、その左がハクウンボク

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 左:マテバシイ 中央:ハクウンボク 右:ハナモモ

 新しく植えられたムクゲが花を咲かせている。白色の一重で、中央に赤みがある。真夏の暑さの中で、きらっと開いたこの花を見ると、暑さが和らぐ気がしてくる。このムクゲは剪定に強く、成長に勢いがある。
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 新しく植えられたムクゲの花

 保育園側にもサルスベリの樹がある。こちらは薄いピンク色で、先程のサルスベリとは違い、穏やかさを感じる。どちらのサルスベリも冬芽の時から見ているが、寒い冬の時には枯れて折れそうな枝をしていた。事実、曲げると簡単に折れてしまったことが記憶に残っている。冬芽の中でも非常に小さかったものだが、こんなに大きな花が咲いてくるとは、想いもよらない神秘的な現象である。
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撮影:727

  記  平成30730日(月)