公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

越後三条・高城ヒメサユリ「ガマズミ、ムシカリ、ヒメサユリ、アマドコロ」

530日(水)
 
 この辺に来るとあれほどあったヒメサユリがめっきり見えなくなってきた。従って、目はヒメサユリ以外のものを追うようになった。この大きな皺が見られる葉の樹の名前は何というのだろうか。葉の感じはガマズミと思えるが、場所が変わると、判定が難しくなる。花や果実でもあれば手がかりになるのだが、と思い探したが、何方も見つからなかった。ガマズミであるとすれば、いまは花か果実がなければならないのだが、それが見つからないのは、ガマズミではない可能性がある。下記の資料によると、「ミヤマガマズミの葉の先は尾状に伸びて鋭く尖り・・・」と説明されているので、木の葉はミヤマガマズミではない。また、ガマズミについては、「ガマズミは葉先の尖りが鈍く、葉柄に開出毛と星状毛が密生する」とある。試料で、この点を確認しようとしたが、写真が鮮明でないので、確認できなかった。ゴマキが似ているので調べると、資料2では、「ゴマキは関東地方以西に分布する」と書かれている。また、葉の形を見ると、ゴマキとも違う気がある。すると、ガマズミに戻ってきた。
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ガマズミの葉?:表

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ガマズミの葉?:裏

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 ガマズミの幹?

 この葉もガマズミの葉に似ている。しかし、どことなくガマズミとは違っているようだ。ガマズミの葉に似た樹木、丸い葉など色々な語句で検索してみたが、何ら手掛かりが見つからなかった。資料1を見て行くと、「ガマズミ、ムシカリ」の名前が出ており、ムシカリを調べてみた。資料2の写真を見ると、試料とそっくりである。また、果実について「果実は長さ810㎜、広惰円形」と説明されていた。資料の果実を見ると、うなずける。
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 ムシカリの葉と果実

 暫く見えなかったヒメサユリが見えてきた。淡いピンクの色が綺麗に映っているのを再確認した。
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 ヒメサユリ

 これはアマドコロになる。ここへ来るまで、ナルコユリを見ては、チゴユリ、アマドコロ、ホウチャクソウについて考えてきた。未だあやふやだが、チゴユリホウチャクソウナルコユリとアマドコロの2つのグループに分け、ナルコユリとアマドコロの違いを見付ければ解決つくと学んできた。この2つの茎を見ると、ナルコユリは緑色で、丸く角がないのに対し、アマドコロは濃い褐色で、角張っている。この資料の茎はアマドコロの特徴を示している。
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アマドコロ

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 アマドコロの花と茎

撮影:521

  記  平成30528日(月)