公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三春のサクラ「エドヒガン、ヤマザクラ」

423(月)
 
 三春の滝桜は強く印象に残った。その余韻を残したまま一段高い所へ上って行った。この上にも大きなサクラがある。枝が上だけでなく、横へも長く伸びている。恐らくソメイヨシノと思われる。
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 上り切ったところの右手にハクバイが咲いていた。花はもう終わりで、大分枝に隙間が出来ている。三春の滝桜、ソメイヨシノを見た後なので、このウメが余りにも貧弱に見えた。
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梅園

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 ハクバイ

 下から見上げた時、上はそれほど広いとは思えなかったが、上がってみると、結構広い広場があり、奥へつづいていた。この周りにあるサクラはソメイヨシノのようである。
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 高台の広場

 滝桜とは反対の窪地を見ると、大きなシダレザクラが見えた。やはりここはシダレザクラが多い。滝桜を中心にシダレザクラを増やしてきたことが伺える。此方から見ても、大きく見えるので、この2つのシダレザクラもけっこう大きいものと思われる。
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 エドヒガンと思われるサクラがあった。遠くから見ると、ソメイヨシノより薄赤く見える。確かにエドヒガンか確認するために近づいた。幹には横縞がなく、縦縞がある。更に花を見ると、エドヒガンの特徴である萼筒の膨らみ、毛が存在する。確かに、この樹はエドヒガンになる。
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エドヒガン(中央)

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エドヒガンの花

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エドヒガンの萼筒

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エドヒガンの幹
 
 滝桜を見て、更にエドヒガンも見ることが出来、今日の成果は多かった。余韻を残しながら元の場所へ下りてきた。滝桜へ向かう行列はまだつづいている。
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 三春の滝桜:行列はまだつづいている

 駐車場へ戻ると、バスの出発時刻までに時間があったので、駐車場の周りのサクラを見ることにした。遠くから一通り見ると、ソメイヨシノとは違い、赤味のサクラが何本かあったので、それを目指して進んで行った。斜面にあるサクラの花を見ると萼筒に膨らみがなく、毛もない。このサクラはヤマザクラになるようだ。
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 道を隔てたサクラ並木の中にエドヒガンが混ざっているようだ。幹を見ると、隣のソメイヨシノと明らかに違い、横縞模様がない。
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エドヒガンの幹(中央)

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エドヒガンの花

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 エドヒガンの萼筒

 駐車場のサクラをゆっくり見ていたら、バスが入って来た。バス停には長い列が出来ている。あのバスに乗らなければならないので、急いでバス停へ戻った。バスに乗っても、滝桜の余韻は続いていた。

撮影:410

  記  平成30420日(金)