公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

松山城のソメイヨシノは開花寸前であった

326日(月)
 
 松山城と華やかなウメの光景を見たいと思っていたが、ウメは花期を終え、花は殆ど見えなかった。ソメイヨシノの開花には少し間があるので、今は花ない城の光景になっている。全くウメの花がないのかと思いながら見て行くと、コウバイもハクバイもいくらか残っていた。ただウメの花は小さく、サクラほど目立たないので、花数が少ないと、咲いていないように見えてしまう。
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松山城とコウバイ、ハクバイ

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コウバイ

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 ハクバイ

 天守閣へ近づいて行くとコブシがあり、花が咲き始めていた。開花したコブシの花の下には1枚の葉があるということなので探してみたが、花の数が少ないこともあり、確認できなかった。しかし、冬芽がいろいろな向きを向いているところを見ると、この樹はコブシと言えそうだ。
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 コブシ

 天守閣へ昇った。天守閣の階段は狭く急である。このつくりは敵が昇って攻めてくるのを困難にしている。しかし、ここで常時生活している人にとっても移動を困難にしていることは確かである。色々な所の城を見たが、天守閣はどこも同じようなつくりをしている。ここにも石を落とす穴なども設けられているが、実際に使われたのだろうかと疑問を感じる。ここから石を落とすには、その石をここまで運んできておかなければならない。そういうことが出来たのであろうかと謎めいている。
 最上階は松山市内がよく見渡せる展望台になっている。下では風がなかったが、この高さになると、風が感じられる。今日は夏日のような陽気なので、肌を通り抜ける風が気持ちよく感じられる。
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 天守閣から見た松山市

 天守閣へ昇るのはきつかったが、降りときは怖さを感じる。鎧兜を身につけてここへ上がったのだろうか、最上階まで上がってくる武士は恐らく軽装であったのではないだろうか。庭へ出ると、オオシマザクラの冬芽が見えた。ソメイヨシノと違い、此方は緑色が目立つ。この冬芽は開花にまだ数日かかりそうだ。
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 松山城の庭園にはソメイヨシノの樹が沢山あったが、花が咲いていなかったので、未だ撮影していなかったことに気が付き撮影した。冬芽は球形に近い丸みを帯び。先が緑色に変わってきている。この段階では、開花までに未だ日数がかかると思えた。「ここのソメイヨシノの開花は遅くなるのかなぁ」と思って、次のソメイヨシノを見ると、冬芽が開き、中から赤味を帯びた蕾が顔を出していた。この冬芽なら開花までにそれほど日数がかからない。しかし、ソメイヨシノは冬芽の芽鱗に毛があったが、蕾にも毛が多い。
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撮影:313
 
  記  平成30321日(水)