公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ムクノキの巨木

213日(火)
 
 モズがいたところへ来た。暫く止まり、モズが再び舞い降りるのを待っていたが、森の中へ入ったきり現れて来ない様なので、先へ進んだ。芦原湿原を一周して、先程見たソシンロウバイのところへやって来た。近くで見ると、綺麗な花だが、遠くからはやはり目立たない。
 ここから、水車小屋へ向かった。細い道を歩いていると、後ろから軽トラが来た。この奥の作業場へ向かうように見えた。先日来たとき、この辺にはウワズミザクラの樹があることを知ったので、冬芽を撮影しようと考えていたが、雪が積もっていて近づけなかった。諦めて奥へ進むと、先程の軽トラが止まっており、作業する人が56人いて、休憩していた。この雪の中での作業は大変だなぁ」と思った。
 谷間に低木の樹が纏まってある光景が広がっていた。曲がりくねって樹からウメの樹と分かる。ここは梅園になっているようだ。未だ花が咲いていないので、冬芽の様子を見た。冬芽は赤みを帯び大きくなっていた。もうすぐ開花するようだ。
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梅園

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 ウメの冬芽

 この奥が何処へ通じているのか分からない。取り合へず進んで行くと、行き止まりらしいところへ到達した。そこには、大きなムクノキがあり、案内板が立てられていた。それを読むと、「幹周2m83cmあり、株立ちしていない1本立ちでは園内1位」と書かれていた。根元を見ると、何本もの幹が合体したようになっており、先は板根になっている。上を見て行くと、樹皮が剥げかかり、ムクノキの特徴を示していた。
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大きなムクノキ

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ムクノキの案内板

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 ムクノキの大きな板根

 ここで行き止まりと思い、引き返そうとすると、左側に山へを上る道があった。どうやら奥があるようだ。この様子からすると、この道はちびっこ広場へ通じているように思えてきた。上へ上って行くと、大きな樹が聳える林の中へ入った。坂を上り切ると、道しるべがあり、やはり、思った通りこの道はちびっこ広場へ通じていた。この道しるべの案内で、今通って来たところは花木園であることが分かった。
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 道しるべのあった峠

 林の中に見える高く伸びる樹にはコナラが多い、その中に幹が白っぽく、滑らかな樹が見えた。この樹はホオノキではないかと思ったら、その通り「ホオノキ」の名札が付いていた。
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 ホオノキ:中央

 道の両側は林となり、大きな樹木が立ち並び、森林となっている。こういう風景を見ると、「ここが街の中か」と勘違いするほどの別世界に思える。残された自然の大切さをしみじみ感じる。正面に見える樹はコナラで、この辺りへ来ると、シラカシが多くなってくる。
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 シラカシの森林

撮影:131
 
  記  平成30210日(土)