サンシュユが黄色く色づく
2月10日(土)
◎一部写真を間違えていましたので、訂正しました
マンサクの樹を越えると大きなコブシの樹が出てくる。幹はそれほど太く見えないが、高く、下に枝はない。コブシの冬芽はいろいろな向きを向いていて、一定していないということは下から見ても分かる。やわらかな毛で包まれた冬芽の写真を撮ろうとしたが、空が明るいのか、逆光のようになり、なかなか綺麗な写真が撮れなかった。この冬芽にはよく見かける沢山の毛が見えない。外側に冬芽を包んでいる皮のようなものがあるようだ。
中央がコブシ
コブシの冬芽
この前山にはヤマザクラが多い。この基から何本にも幹が分かれているのもヤマザクラになる。先日もこの樹を見て、株の大きさに吃驚した。ソメイヨシノに幹は低い位置から激しく曲がる傾向があるが、ヤマザクラはケヤキの幹のように斜め上へ伸びる傾向があるのだろうか。冬芽は高い位置にあるので捉えることが出来なかった。
ショウブ園の入り口に着いた。最初来たときは、ここまでが長く感じたが、慣れたせいか、「意外と近いなぁ」と感じた。ショウブ園沿いにサンシュユの樹が植えられている。赤い果実はすっかりなくなり、冬芽の先端が開き、黄色い花芽が見え始めて来ている。サンシュユの幹を注意して見たことがないが、この樹を見ていると自然と目が幹へ移る。綺麗な黄色い花にこの幹の荒々しさは似合わない。灰白色の樹皮には割れ目が入り、激しく剥げている。
サンシュユ:黄色い蕾が見え始めている
サンシュユの幹
ショウブ園の棚田の横にクヌギとコナラが林立している。紅葉の時は、ここは綺麗な光景を映し出していた。褐色と黄色が混ざった美しさが目に浮かんでくる。クヌギとコナラの2種類が並んでいるので比較してみた。幹に不規則な溝模様があるのは共通している。比べると、クヌギの幹の方が黒く、溝模様はコナラが荒く、クヌギは細かくみえる。
コナラとクヌギの林
クヌギの幹
コナラの幹
少し奥へ入ると、コナラやクヌギと比べると幹の表面が滑らかな樹が見えて来た。何の樹だろううかと冬芽を見ると、赤いものが対生していた。その姿を見てカエデであると分かった。何本かの樹を見て行くと、「ヤマモミジ」と書かれた名札が付いていた。冬芽は小さく、1~2mmであった。よく見かけるイロハモミジの冬芽よりは丈が短く、小太りしているように見える。
ヤマモミジ
ヤマモミジの幹
ヤマモミジの冬芽
撮影:1月31日
記 平成30年2月7日(水)