クマノミズキの冬芽
2月9日(金)
雪の後、今年初めて四季の森公園を訪れた。ここへはまだ2度しか来ていないのでいろいろ調べたいことがある。
入り口を入ると、大きなケヤキの樹が聳えている。そのケヤキの植込みを越えると、はす池の前に2本のアキニレがある。この幹は褐色で、薄い褐色の斑模様が顕著であり、樹皮が剥げかかっているように見える。この姿はニレの樹独特の特徴のようだ。先日は冬芽をよく見ていなかったので、確認した。大きさを計測すると、長さ、幅とも1.5mmから2mmぐらいで非常に小さい。赤褐色で、芽鱗には毛があるように見える。
アキニレの冬芽
先日、篠原園で、このアキニレの樹らしいものを見た時、果実らしきものが残っていいたので、それを確認したかった。冬芽を見ながら枝を見てくと、このアキニレの樹にも同じような果実らしきものが残っていた。早速計測すると、長さ1.3cm、幅7mmであった。篠原園の樹は、恐らくこの樹と同じアキニレになるようだ。
アキニレの果実
アキニレを見てから、先日と同じコースを辿り、はす池を左からまわり始めた。橋の前にナツツバキがある。色々な所で、ナツツバキを見ているが、ここでは初めて見る。一番外側の芽鱗が剥がれかけているのが分かる。真ん中の1つは既に外側の芽鱗が取れたようで、白色の綺麗な毛波が見える。
ナツツバキ
ナツツバキ:外側の芽鱗の取れた冬芽
橋の手前からはす池の前山を見ると、ここは日陰の上に、すっかり雪に覆われ、薄暗くなっている。そのため、ここからはコナラやサクラの樹はよく見えない。また、目を池へ下ろすと、水面が凍っている。日陰なので、大分冷えているようだ。
はす池と前山
凍った水面
前山の土手に大きなクマノミズキがある。ミズキとクマノミズキとは名前が似ているので、相違点が知りたい。先日、ミズキの葉は互生で、クマノミズキは対生であることを知った。しかし、冬芽についてはよく分からなかった。今日は何とかよく見たいと、下に枝がないか探した。すると、何とか見つかった。冬芽が付いている。灰黒色で、冬芽の先は尖っている。ミズキの赤い冬芽は似ても似つかない。
クマノミズキの冬芽
少し進むと、マンサクが見えてきた。先月来たときは、確か蕾だったと記憶している(資料1)。先日、舞岡公園で、咲き始めたのを見て来たので(資料2)、雪が降り寒いが、期待していた。見ると此方の方が、花数が多くなっている。赤と黄色の混ざった色彩が綺麗に映っている。
マンサク
マンサクの花
撮影:1月31日
記 平成30年2月6日(月)