公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カワセミがいた

130日(火)
 
 白幡の森から篠原園へ足を延ばした。篠原園は白楽駅から北の方へ進んだ所にある。この辺は篠原台と言い台地になっている。ところがその台地に白幡池と呼んでいる池がある。白幡池は足洗川の源流であるという。この足洗川を調べて見ると、この川の下流で浦島太郎が足を洗ったという伝説が伝わっている。この川が昔何処を流れていたか調べるのも面白いと思った。
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 白幡池

 白幡池へ入って、左側へ進んで行った。歩き始めると、足の下で何かがつぶれる音がしたので、下を見ると、白色っぽい果実が沢山散らばっていた。足元を見ながら何の果実だか周りを見た。近くにザクロの樹があることは知っていたが、ザクロの果実ではない。心当たりの樹が見つかったので、この樹をよく見るためにいったん外へ出て見直した。上を見ると、下に落ちていたと同じ果実が鈴なりに付いていた。「センダン」になる。センダンそのものは知っていたが、果実がこんなに纏まって落ちた光景を見たとき、直ぐにはセンダンの果実と結びつかなかった。
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センダンの果実

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 センダンの樹

 カメラを持ち、木道を歩いていると、「後ろからカワセミがいるよ」と声を変えてくれた人がいた。前方を見ると、カワセミに向けカメラをセットしている人がいたので、同じ方向を見ると、樹の枝にカワセミが止まっているのを見つけた。嘴、頭、背中が濃緑色で、腹部が褐色をしている綺麗な鳥である。逃げて行かなうちに急いでカメラのシャッターを切った。
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 池を抜けると、広場があり、この奥が篠原園になる。篠原園の入り口に赤い蕾が見えた。大分大きくなっており、開花間近に見える。コウバイである。コウバイは咲くとピンク色になるが、蕾の時は鮮紅色をしている。
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 コウバイ

 同じところにアセビがあり、赤い色が付いていた。この花は2月下旬には咲き始める。枝から小さな蕾がたくさん下がっている姿には一寸変わった趣きが感じられる。
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 篠原園に入ると、左が山で、右は谷になっている。谷の斜面に細い枝が蔓の様に絡まっている樹がある。何の樹かと冬芽を見ると、ヤマグワの冬芽のように見えた。幹を見ると、紙を貼り合わせたようになっている。この様子を見て、恐らくこの樹はヤマグワになると思えた。それにしても、ヤマグワはこんなにツルのような枝を出すものだろうか。
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ヤマグワ

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 ヤマグワの冬芽

撮影:119
 
  記  平成30127日(土)