公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬芽(ヨコハマヒザクラ、ケンロクエンクマガイ、カンヒザクラ)

115日(日)
 
 ひょうたん広場は草原の広い広場で、周囲にランニングコースが設けられている。このランニングコース沿いには色々な樹木が植えられ、緑や季節の花を楽しむことが出来る。天気のいい日にはジョギングをしている人が絶えない。この広場は、横浜で生まれたヨコハマヒザクラが植えられており、4月上旬になると、花の広場になる。
 タブノキ、ウバメガシを見て、ひょうたん広場へ入ると、高く聳えたユリノキが目に入ってきた。中央広場にもユリノキがあるが、此方のユリの樹の方が高く聳えているように見える。
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タブノキ、ウバメガシ等


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ヨコハマヒザクラとウバメガシ等
 
 ヨコハマヒザクラの冬芽を再確認した。ヨコハマヒザクラはカンヒザクラと、ケンロクエンクマガイとから生まれたという。3つの冬芽の写真があったので、並べて見ると、ヨコハマヒザクラの冬芽はケンロクエンクマガイの方に似ている。ケンロクエンクマガイの花を見たことがないので、幾つかの資料で花の写真を確認したところ、ヨコハマヒザクラの方が赤みが強いように見えた。このことからすると、花弁の色はカンヒザクラの形質が出ているように思える。冬芽を計測すると、長さ8㎜、幅3㎜であった。
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ヨコハマヒザクラの冬芽

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ケンロクエンクマガイの冬芽

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 広場の奥へ行くとランニングコース外側に赤い色のサザンカが見えてくる。花を見ると、峠は過ぎたようで、花弁は萎れ始め、みずみずしさが無くなっていた。
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サザンカの花園

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 サザンカの花

 ランニングコースの内側に1本のトチノキがある。公園には4本ぐらいあるが、そのうちの1本である。この公園で初めてこの樹を見たとき、大きな葉をしていたので、ホオノキと思った。その内、幹の様子や葉の鋸歯をよく見直して、トチノキと分かった。こんな思い出が残っている。上空の冬芽を見ると、キラキラ輝いた冬芽が見えてきた。
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 トチノキの冬芽

 ランニングコースを進んで行くと、左側に大きなクヌギケヤキが見えてくる。高いクヌギの冬芽の写真を撮った。毎年このクヌギの冬芽の撮影に挑戦しているが、何時も上手くいかない。今日も何枚か撮影したが、結果は思わしくなかった。冬芽は、灰白色の芽鱗が組み合わされている。
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クヌギの林

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クヌギの冬芽

 クヌギに続いて、さらに高いケヤキが聳えている。ここはいま日陰なので、鮮明な写真が撮れない。まして、高い所にある冬芽の写真は無理なので諦めざるを得なかった。
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ケヤキの林

撮影:16

  記  平成30111日(木)