ハクバイの冬芽はまだ固かった
1月7日(日)
1月3日(水)、用事があって新横浜へ行った。新横浜は、港北区、都筑区等の後背地の玄関になり、急速に発展して来た。今では、高層ビルのホテルや、商業ビルが立ち並び、横浜の中心的な町となっている。新幹線の駅の建設が町をこんなに変えると、誰が予想しただろうか。北口の発展は目覚ましいが、南口(篠原口)は大きな開発が行われていない。東側に菊名へつながる台地があり、西側に岸根の台地がある。そのため、もともと開発が難しい立地なのかもしれない。更に、平地が少ない上に、沼と畑が点在していた。今でこそ、住宅等が建てられて来たが、発展のスピードは遅い。
新横浜ホーム
台地の駅に面する側は崖が多い、この崖に今日見ようとするサクラやウメがある。ここのサクラは3月の初めに咲いてくる。昨年は3月8日に沢山の花が咲いたのを見ている。特徴などから「シナミザクラとしているが確かなことは分からない。冬芽を計測すると、長さ3㎜、幅1.1㎜と今まで見て来たサクラの冬芽の中では一番小さい。しかし、冬芽の先は黄緑色に色づいており、開花へ近づいていることを伺わせている。茶褐色の芽鱗には毛がないようだ。
昨年の花:シナミザクラ?
シナミザクラ?の冬芽
色のない崖に赤紫色のサザンカが咲いていた。花にみずみずしさがなくなってきているので、花期の峠を過ぎたように思える。
サザンカの花
サザンカの近くにつるが絡まったような樹が見えた。冬場は、このような光景をよく目にする。何の樹なのだろうかと近づいてみると、裸芽の冬芽が見えた。この冬芽はムラサキシキブの冬芽に似ている。ムラサキシキブの冬芽は対生しているが、この辺がよく分からなかった。
ムラサキシキブ?の冬芽
バショウのある駐車場へ向かった。バショウを見ると、疲れ、荒れて見えた。昨年は果実、雄花を見ていたので、「こんな姿になって仕舞うのか」と吃驚した。
バショウ
リョクガクバイなどのウメがあるが、この崖が荒れ放題になっているので、中のものを見るのに躊躇しなければならなかった。仕方なく道路へ出て、道の傍にはウメやコブシがある。ここのウメをを見ることにした。このウメはハクバイになる。冬芽がそろそろほころび始めたのではと期待して見たが、全くその気配がなかった。今の状態からすると、当分開きそうもない気がする。
奥:ウメ(ハクバイ) 手前:コブシ
ウメ(ハクバイ)の冬芽
撮影:1月3日
記 平成30年1月4日(木)