コウバイの蕾が色づく
12月16日(土)
公園にはシダレザクラがある。今年花を付けたが、樹形が余りにも変形していたので、強い剪定を行った。そのため、冬芽の付きが心配になっていた。久し振りに見ると、枝先には平常通り付いていた。ただ、枝を短くしたので、来年は花の絶対数は少なくなるようだ。サクラの中で、シダレザクラの冬芽は細長く、枝に伏すように付いている。また、エドヒガン系と言うこともあり、冬芽の芽鱗には毛が見られる。
シダレザクラの冬芽
コデマリの冬芽を見た。よく見ないと気付かないほど小さい。葉腋を見ると、小さな粒のようなものが見える。これがコデマリの冬芽になる。写真を撮り拡大すると、毛に覆われた褐色の芽鱗で覆われている様子が分かる。
コデマリの冬芽
公園のフェンス沿いにユキヤナギが植えられている。ユキヤナギはコデマリに先駆けて花が咲く。早ければ、来春2月には花が咲く。冬芽を見ると、紫色がかった冬芽が開き始めている。この様子を見ると、もう直ぐにも花が咲くように思えてしまう。
ユキヤナギの冬芽
幾つかの冬芽を見ているうち、コウバイを思い出した。コウバイは1月には咲き出す。この冬芽を見ておかなくてはと思い、コウバイのところへ行った。冬芽は既に丸く色づいていた。開花が進んでいることが分かる。更に見ると、1つの蕾だが、花弁の色が見え始めている。この蕾は間もなく開花することが予想される。
コウバイの冬芽
コウバイ:開く寸前の蕾
「今年は、冬芽の成長が速いのかなぁ」と思いながら、色付いたコウバイを見て、オオデマリを見た。開花したオオデマリはアジサイのように見える。大形の花なので、冬芽も他の樹の冬芽よりは最初から大きい。冬芽を見ると、下部が丸く、先端が尖っている。縦方向に筋が入っており、ここから割れてくる。
オオデマリの冬芽
ソメイヨシノの冬芽
ソメイヨシノの冬芽に比べると、オオシマザクラの冬芽は芽鱗に毛がないので、綺麗に映る。太陽の日が当たると艶がり、光って見える。ソメイヨシノ、オオシマザクラとも頂部に複数の冬芽がつくが、オオシマザクラの方が、幾分個数が多いように見受けられる。
オオシマザクラの冬芽
撮影:12月13日
記 平成29年12月14日(木)