公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナノハナが咲く

1215日(金)
 乾燥してきた公園で水をくれながらナノハナのところへ来ると、黄色いものが見えた。若しかしたらナノハナが咲いたのかもしれないと思って、近づいた。すると、やはり咲き出していた。写真を撮ってみると、1輪が咲き、1輪の蕾が黄色く色づいていた。更に、下の方には蕾が沢山現れていた。
 ナノハナはこんなに早く咲き出すものだろうか。下記の資料1によると、神奈川県周辺(神奈川県二宮町3月下旬から4月上旬、その他の神奈川県周辺は4月下旬から5月下旬となっている。この公園では、昨年125日に開花を見ている(資料2)。更に、12月にナノハナが咲くのだろうかと調べると、資料3では、二宮駅の吾妻山公園では12月に咲き始めるとあった。気候が温かければ、年内にも早く咲き出すことが分かった。先ごろ、126日、四季の森公園でナノハナの開花を見てきている。
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 開花したナノハナ

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ナノハナの花

 ナノハナが咲き出したので、先月植えたチューリップはどうなっただろうかと見直すと、1本だけ地上に芽を出していた。球根を植えてから1か月ぐらいで芽が地上に出てくるとは、此方も成長が速いようだ。
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 チューリップの発芽

 水をくれた後、久しぶりに各樹木の冬芽の様子を見た。シダレハナモモは樹が弱りかけているのか、年々冬芽の数が少なくなっているように思える。樹が小さいこともあり、冬芽は小さく、成長が遅れているようだ。毛で覆われた冬芽は、新しい枝の先の方についている。
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 シダレハナモモの冬芽

 シダレモモに比べると、ヒメリンゴの冬芽には勢いがある。例年、ヒメリンゴは、花後新しい枝を勢い良く伸ばす。そのため昨年もかなり剪定した。その影響か、花が沢山付き、赤い果実も沢山出来た。今でも少し残っている。冬芽は細い円錐の形をしており、元近くは綺麗な赤みを帯びている。
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 ヒメリンゴの冬芽

 ハナズオウの冬芽を見ると、小さな冬芽が塊になっている。また、この小さな冬芽は沢山の毛で覆われている。この姿から見ると、裸芽のように見えるが、下記の資料によると、「2枚の芽鱗に包まれた三角形の冬芽・・・」と説明されている。毛は芽鱗の表面を覆っていることになる。よく見ると、中央に縦方向の境があるように見える。
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 ハナズオウの冬芽

 ムクゲの冬芽は、何時見てもよく分からない。この冬芽は下記の資料によると、裸芽であるという。この冬芽も小さな冬芽が塊状になっている。小さな冬芽の存在は写真からは分からないが、この成長を追っていくと、その様子を知ることが出来る。
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 ムクゲの冬芽


撮影:1213

  記  平成291214日(木)