公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

県立四季の森公園 「灰白色の幹はホオノキだった」

1214日(木)
 
 サクラの谷から尾根道を進む予定で足を進めたが、坂を上ったところで、左側は行き止まりになっていた。正面の建物は案内図によると、横浜病院のようだ。仕方なく、元の道へ戻った。
 道が下り坂になったところで前を見ると、ヒノキか、サワラの樹があった。何方なのかを知ろうと、葉の裏が見える部分を探し、写真を撮った。Y文字の模様が見えたので、ヒノキになる。今まで、シラカシシラカシと続いたところがヒノキの林に変わったのに驚いた。
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ヒノキの林

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 ヒノキの葉の裏:Y文字の模様

 道は坂になり、谷へ向かっている。再びヒノキが現れて来た。谷の方に灰白色の幹をした高木が現れて来た。先程も同じような樹が現れ、ムクノキと判断した。この樹は何だろうか。幹は滑らかな肌である。葉や冬芽が捉えられないかと、上空を見た。葉は見つからないが、冬芽があるように見えたので、望遠写真を撮った。写真を見ると、逆光で詳細が分からない。輪郭から判断すると、ホオノキのように見える。葉が見つからないので、落ち葉を手掛かりにした。落ち葉を見ると、大型の楕円形で沢山の葉脈がはっきりしている。この落ち葉を見て、この高木はホオノキになるだろうと思った。
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左:シラカシ 右:ヒノキ

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ホオノキ

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ホオノキの冬芽

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 ホオノキお落ち葉

 坂を下り切ると、青々とした細長い葉の群生が現れた。この葉はシャガのような気がする。シャガについて花は分かるが、花がないとうまく見分けられない。下記の資料を見ると、シャガの咲いているときの写真が掲載されていた。
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 シャガ

 ここから再び上り坂になり、続いて階段が見えて来た。11段ゆっくり上って行った。上り切ると、視野が開け、橋がかかっていた。先程は連絡地下通路を通って、山の広場へ入ったが、ここはそこから大分上へ来たところらしい。この橋は案内図によると、森の連絡橋になっている。橋の下は市道79号線が走っていて、沢山の車が行き来していている。橋を渡ると、駐車場広場へ出た。ここは南口広場になる。ここから奥に入ると、展望台広場になり、奥に展望台が見える。展望台からはどんな景色が見えるか、前へ進んで行った。途中まで来ると、右の方に黄褐色に色づいた樹が目に入ってきた。何の樹だか近づくと、左の黄褐色の樹はコナラで、中央のやや低い樹はエノキになり、右の高い樹はムクノキであった。
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左からコナラ、エノキ、ムクノキ

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 ムクノキの葉

 コナラ、エノキ、ムクノキを見た後、緩やかな階段を上り、展望台へ上がた。展望台はそれほど高いとは思えなかったが、樹木の上からの遠景が臨めた。空気が澄んでいれば、遠く狭山丘陵、丹沢・大山が臨めるらしい。
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狭山丘陵方面

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丹沢・大山方面

撮影:126

  記  平成29128日(金)