公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナノハナ苗の移植

912日(火)

 神奈川通公園へ

 「サクラのあるところにはナノハナがある」こんな言葉があるのか、サクラの名所へ行くと、大抵ナノハナが咲いている。緑、黄色、ピンクに彩られた風景を見ていると、長閑な春の感情を味わうことが出来る。都会の真っだ中で、そんな雰囲気を味わいないものかと考え、昨年ナノハナの種を蒔いたとろろ、今年の春にはソメイヨシノの下に黄色い花が咲いてくれた。公園の中の一画なので、サクラの名所のような広大な景色は見られないが、それでも何とか雰囲気は感じとれた。
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312日撮影

  花が終わると、箒のように伸びた枝が見苦しかったが、種子が出来るまで刈り取るのを待っていた。その後、種子を収穫し、枯れた枝を取り除き、放置していたところ、そこに緑の芽生えが見えてきた。これから出てくる雑草ではないかと見ていたが、次第にナノハナの芽生えに似て来た。「ひょっとしたら、落下した種子から芽生えてきたのかも知れない」と思った。その場所を見続けていると、他の雑草は少なく、ナノハナの芽生えが次第に大きくなり、ナノハナとはっきりしてきた。

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6月19日撮影


  619日、ナノハナの芽生えをカメラに収めた。もっと前から撮影しておけばよかったと思ったが、これが芽生えの最初の写真となった。ナノハナの種子まきは、9月頃と言われているが、こんなに早く芽生えたものは早く花を付けるのだろうか、それとも開花は例年通りになるのだろうかと関心を寄せている。
 99日、ナノハナを見ると、大きく育ったもの中に小さなものが沢山埋もれていた。このままだと、小さいものは育たない恐れがあるので、別の場所へ移植することを考えた。ナノハナは、通常移植を好まないといわれているが、昨年試みたところ、すべてでないが多くは順調に成長し、花を付けた。この体験をもとに今日移植を試みた。何本が花を付けてくれるか、1つの楽しみが出来た。

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芽生えた苗(大きい)と移植した苗(小さい)


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移植した苗(小さい)
 
撮影:99


  記  平成2999日(金)