公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

灼熱の太陽の下で盛り上がったグランドゴルフ大会

912日(火)
 
 910日(日)、久しぶりに朝から気温がぐっと上がって来た。今日は連合町内会・社会福祉協議会主催のグランドゴルフ大会が近くの小学校で催されることになっている。集合時間の9時近くに会場へ行くと、既に、青少年指導員さん、スポーツ推進委員さんによって、グランドいっぱいに16コースのスタート台と、ゴールポストが設定されており、準備が整えられていた。入口付近では、受付担当の人が会場へやって来る参加者の対応に追われていた。
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準備が整ったグランド
 
 早く来た人は、ゲームの開始まで大分時間がるので、日陰で休んでいる。北の空には白色の雲の形が見えるが、ほとんど動いていない。時間が経つにつれ、気温はどんどん上がって来た。おまけに風がほとんどない。9時を過ぎたばかりというのに、真夏の陽気になって来た。日向へ出ると、強い太陽の光が肌を射してくる。
 930分、開会式が始まった。130名を越す参加者が集うと、大会らしい雰囲気が出てきた。参加者は、幼稚園児から高齢者までさまざまである。小学校の先生方、役所の人、ケアプラザの人も参加している。連合町内会上げての大きな催しである。
 開会式後ラジオ体操の準備運動が行われた。高齢者にとっては懐かしいメロディーである。一時、学校の運動会で使われなくなったラジオ体操だったが、このところ各学校で広まり始めている。曲想がリズミカルで、準備体操としてすべての要素が含まれていることが再認識され始めたのではと思われる。
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開会式
 
 開会式後、各グループの担当者の下にクラブとボールを取りに行った。参加者の多くは素人なので、個人持ちの用具を持ち合わせていない。皆さんが同じ用具を使って競うところに意義があると思う。16グループの参加者が全員用具を受け取ると、担当者の引率で、各グループが最初に始めるスタート位置へ移動し、練習が行われた。日頃ほとんど練習をしていないので、慣れるまで時間がかかる。小さなお子さんは、力がないので、ボールが遠くへ飛んで行かない。打ちそこなったときは「もう1度やってごらん」と周りから声がかかった。見ていると、クラブの持ち方も左右の手が反対である。近くの人が持ち方を教えてあげた。高齢者の中には慣れた人もいる。しかし、この練習の場は、小さなお子さんや初めての人を優先にする光景が彼方此方に見られた。祖父や祖母が孫にやり方を教えている光景があり、周りの人はその光景を微笑ましく見つめていた。
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練習風景

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 練習風景

 10時近くになった時、本部の方から「これから本番に入ります」とアナウンスがあった。いよいよこれからゲームが始まる。暑さは一段と厳しくなってきた。中には暑さにやられ、練習だけで疲れた人も出てきている。「始めて下さい」のアナウンスの下、全コースでゲームが開始された。5分も経たないうちに、「ホールインワン」が出ましたとアナウンスされた。「ウォ!」とため息が漏れて来た。このアナウンスをきっかけに皆さんに「頑張ろう!」という気迫が燃え始めてきたようだ。
 最初の幾つかのコースでは、ポールまでの距離が短かった。気持ちの上では、すぐにでもゴールが出来そうに思えたが、実際にはなかなかそうはいかない。地面の様子、力の入れ具合によっていろいろなアクシデントが生じてしまう。中々ホールインワンは難しい。第1打で、ゴールポスト30㎝近くまで寄せていても、次が上手くいくとは限らない。正面にポストの外側の支柱があると、その支柱をよけることは中々難しい。下手をすると、支柱に跳ね返されてしまう。逆にポールまでの距離が離れていると、力の調節が難しい、強すぎると、はるか遠くへ行ってしまう。また、力余って、地面をたたきつけてしまう場合もある。
 時々、「ホールインワン」のアナウンスが報じられる。「よく入るなぁ」と感心すると同時に、焦る人も出てくる。「カーン」といい音が響く、打たれたボールを見ると、真っ直ぐ進んでいる。ゴールポストと離れた方向に進んだボールや叢へ入ってしまったボールも見かけた。コースによって状況がみんな違っているので、中々面白い。16個のコースの中に1つだけ特殊なコースがあった。このコースはスタートとゴールを結んだ直線上に鉄棒がある。そのため、真っすぐ打てば、鉄棒に跳ね返されてしまう。片側には側溝があり、そこで跳ね返されてしまう。従って、このコースでのホールインワンは極度に難しくなっている。ここは、側溝の跳ね返りを上手く利用するのがコツになっている。

ゲーム風景
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 灼熱の太陽が休みなく照り付けているので、本部の方で途中休憩をとった。大会では、本部の方で、冷たいお茶やスポーツ飲料水を要してくれている。皆さん次々に冷たい飲料水を求めて本部席へ集まって来て、のどを潤した。コップ1杯飲むと、暑さが逃れ気持ちがいい。飲んだ後は、皆さん日陰に入り腰を下ろして休んだ。大分時間が経過したが、皆さんの腰が重く、暑い太陽の下へ出ようとする人はほとんどいない。
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本部へ集まる人

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本部へ集まる人

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休憩をとる人
 
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休憩をとる人

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 休憩をとる人
 
 その内、本部の方から「ゲームを開始します、皆さん元の位置へ戻って下さい」とアナウンスがあった。このアナウンスをきっかけに皆さんの腰が上がり、足が動き始めた。未だコースは半分まで終わっていないので、これからの方が長い。再び、「ホールインワンが出ました」とアナウンスがされ始めた。暑いがゲームが盛り上がってきた。小さな女の子がボールを打った。「カーン」と響きのいい音がし、ボールはゴールを目指して進んで行った。慣れてきたのだろうか、周りの人はびっくりし、ボールの行き先を見守った。

ゲーム風景
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  多くの参加者の動きが大会を盛り上げたことは事実だが、その陰にスコアーをつけながら各班のゲームを進めていた青少年指導員、スポーツ推進委員の方の力、冷たい飲料水を補給してくれた女性部の人の力があった。特に、暑い中、青少年指導員、スポーツ推進委員の方はボールを見つめ、指示を出し続けることは、精神的に、体力的にかなりの消耗があったことと思われる。最後の閉会式では、各種の表彰が行われ、幕を閉じた。暑い中での大会であっただけに、今までの中で特に印象に残った大会であった。
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後片付け

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閉会式を待つ人

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集計作業

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閉会式

撮影:9月10日

  記  平成29年9月11日(月)