フタリシズカが咲いていた
6月20日(火)
水田の畦道を見ると、花らしいものは何もない。この時期はこんなものだろうか。多くは刈られてしまっていることもあるようだ。こまめに見ていくと、黄色い花が見えた。感じからこの花はケキツネノボタンと考えられる。萼の反りかえり、花茎の毛の様子を確認すると、やはりケキツネノボタンのようだ。この花を見ると、キツネノボタンはないだろうかと注意して見ているが、未だに見つかっていない。
ホタルブクロがある。このところ何度も見続けている。やはりホタルブクロか、ヤマホタルブクロか確認した。何度も同じことを確認していると、見分けるのも早くなったような気がする。これは萼が広く短い。副萼を見ると、反り返らず、膨らんだままである。これはヤマホタルブクロになる。
ヤマホタルブクロ
畦道から山へ入って行った。この山へ入るのは初めてである。どんなものに出会えるか楽しみである。少し上ると、赤い果実が見えた。これはウグイスカグラではないか。ウグイスカグラは舞岡公園で何度も見てきている。ここで見られるとは思っていなかった。しかも、舞岡公園では、既に果実は見られないが、ここで再び見ることが出来た。更に上っていくと、このウグイスカグラが彼方此方に現れてくる。ここには沢山あるようだ。
ウグイスカグラ
小葉を5枚付けた樹が頻繁に出て来た。この樹に出会ったのは始めてある。これ程頻繁に現れるならば、今までもどこかで見ていても可笑しくない。それなのに、出会った記憶がない。調べると、ヤマウコギの名前が出て来た。ウコギの名前は聞いた覚えがあるが、記憶に残っていない。
ヤマウコギ
ヤマウコギの葉
更に上っていくと、4つ葉の上に数本の花序が伸びているものが出て来た。これもどこかで見た覚えがある。しかし、名前が浮かばなかった。上り続けると、この花が頻繁に出て来る。この花は、三ッ池公園や、舞岡公園にはなかった。思い出しながら進んでいると、フタリシズカの名前を思い出した。確かにフタリシズカであるか、後で図鑑で確認すると、間違いなかった。
休憩所へ戻り、そこで一休みして、昨年入った山を上って行った。上ったことがあるので、コースは大体わかっている。上り始めると、オトコエシがあった。茎が真っ直ぐ伸びていて、葉の形はすっかりオトコエシの葉の形になっている。
オトコエシ
シロヨメナ
撮影:6月11日
記 平成29年6月17日(日)