公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ムラサキシキブとコムラサキの蕾

530日(火)
 
 沼の外周をまわり、オミナエシのところへ来た。オミナエシは、前回来たときよりずっと大きくなり、葉の形を見ると、オミナエシの特徴が見えて来た。背丈は、近くにあるギボウシを追い越した。
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大きくなってきた オミナエシ

 沼から細い溝があり、水が流れている。ここの土手にあったシャガの花が散って仕舞い、姿が見えなくなってしまった。道沿いにはクサギ、リョウブの樹が続いている。ここのリョウブもまだ蕾のようだ。先程、不思議と思った蕾の近くにある突起の有無を確認した。このリョウブにもやはり突起が付いている。謎がさらに深まってきた。
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リョウブ

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 リョウブの花:突起が見られる

 炭焼き小屋の近くへ来たとき、道端から少し外れたところに見覚えのある葉が見えた。これは自宅近くでよく見るマツヨイグサである。マツヨイグサにもいろいろあり、まだよく理解していない。これはオオマツヨイグサになるのか、アレチマツヨイグサになるのか、この辺がよく分からない。
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 再び田の畔へ戻ってきた。この畦道には、ハンノキが続くのだが、今年は花が咲かなかったし、今は果実も見られない。何か沢山あるハンノキの存在価値が薄くなってしまったようだ。前を見ると、エゴノキが見える。周りに沢山のウツギが咲いており、同じ白色の花なので、一瞬ウツギの花に見えてしまった。しかし、よく見ると、花には長い柄がついており、枝から下がっている。ウツギの花はこのように長い柄がなく、花は下がっていない。
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 エゴノキの花

 水車小屋が見えて来た。目の前には大きなハンノキがある。昨年なら、果実や葉を見たのだが、いまは何も見るものがない。また、この辺にネコヤナギがあったのだが、やはり見つからない。水際を見ていると、イグサとゴウソが見えた。これらの花については未だ詳細を見たことがない。
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ハンノキが見える

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 ゴウソとイ

 水車小屋で一休みしながら、キリの樹を見た。水田へ出たところでキリノキを見たが。花は終わりに近づいていたのか、いくつも見ることが出来なかった。また、大きな傷がつき痛ましい姿になっていた。水車小屋にも2本キリの樹があるが、花は上の方にかすかに見えるだけである。山側を見ると、ムラサキシキブが蕾をつけ始めていた。葉腋から出た枝の先に78個ぐらいが纏まってついている。
 ムラサキシキブの蕾を見て、コムラサキが水路近くにあるのを思い出した。コムラサキムラサキシキブより遅れて花が咲くので、蕾は未だだろうと思ったが、確認しに下りて行った。すると、コムラサキにも蕾が見え始めていた。コムラサキの花茎はムラサキシキブとは違い、葉腋から少し離れたところから出てくる。蕾の数はムラサキシキブよりずっと少ない。
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撮影:524

  記  平成29526日(金)