公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

エゴノキが咲き出した

521日(日)
 
 里の広場に入った。アカメガシワが沢山伐採されたので、右側は山の奥まで見渡せるようになった。そのためもあるが、ここへ入ると、目が右側へ行く。ここには、クリ、コナラの樹がある。クリを見ようとしたらエゴノキの花が見えた。先程は、花が1つもなかったが、この樹には数個咲いていた。花は枝から垂れ、下向きに咲く。純白の色が清潔さを感じさせる。
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 奥のアカメガシワの葉は、まだ赤味は残っているが、大分大きくなっていた。次に注目するときは花の時期である。園道へ出ると、サクラの花がなくなり、ひっそりしている。中ノ池を見ながら進んだ。中ノ池に黄色いコウホネの花が見えて来た。先日別のところで見たコウホネの花は奥であったが、ここも池の中なので遠い。花の詳細を知ることは難しい。5枚の黄色く見える部分は萼だという。
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 ここから山へ入り、展望広場へ向かった。この辺は昨年大規模な工事が行われ、園道が変わってしまった。展望広場でユリノキを見た。花があるか探したが見つからなかった。昨年は55日に花を見ているので、終わってしまったのだろうか。それにしては、花が落ちていない。これからなのだろうか。
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 園道に戻り先へ進んだ。この山道は余り人が通らない。時折ランニングしている人が通り過ぎていく。サクラの花がないとこんなにも寂しいものかと、サクラの花の有難さが分かる。右側の藪に沿って、ヤブジラミイチゴツナギが犇いている。一寸奥まったところにイヌビワがあるので、探した。すると、イチジクのような形をした果実が見つかった。今年はどういう訳か、例年より数が多かった。
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イヌビワの果実
 
 藪の中にトキワツユクサが見えた。この花はよくプランターなどに植えられているのを見かける。園芸品種が外へ広がってきたものと言われている。
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 南門へ戻って休憩をとった。ベンチに座って寛いでいると、足元に、黄色い小さな花が見えた。時刻が遅いせいか花は閉じているようだ。果実、葉、花の様子から見て、イヌガラシのようだ。
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 イヌガラシ
 
撮影:511
 
  記  平成29516日(火)