冬芽が少し大きくなったようだ(ハナズオウ・ヒメリンゴ・ハナモモ等)
2月14日(火)
風がなく暖かいと、公園の草木を見ていると気持ちがいい。サクラに続いてセンダンの冬芽を見た。センダンの冬芽を見た時、目が行ったのは冬芽でなく、葉痕であった。3つの円を寄せ合わせたような面白い形をしている。ある人はサルの顔に見えるという。維管束痕は3個というが、この写真では確認は難しい。冬芽はひし形の形に見え、星状毛で覆われている。
センダンの冬芽
暖かくなってきたせいか、ハナズオウの冬芽を見ると、松ぼっくりに見えた隙間が開いてきたように思える。この小さなすき間から鮮紅色の花が出てくる。その過程をじっくりと見たことがないので、今年は見逃さないようにしたい。
ハナズオウの冬芽:隙間が開いてきた
公園には1本トウカエデがある。カエデの名前がつくので、カエデの仲間と分かるが、普通呼んでいるカエデと少し様子が違う。カエデの冬芽は赤みを帯び、対生である。トウカエデの冬芽を見ると、対生だが、4稜があり、赤みを帯びていない。カエデというよりも、コナラの冬芽を思い出す。
トウカエデ
ヒメリンゴを見ると、剪定の仕方が悪いのか、枝が上へ上へと伸びている。枝を横へ曲げてやると、花芽が付いてくるというが、確かめてみようと思う。冬芽を見ると、幾分先端が伸びたような気がするが、正確には分からない。
ヒメリンゴの冬芽
ウメが咲いた後には、モモの季節が来る。公園のハナモモは弱ってきているが、冬芽は幾分大きくなったように見える。変化の様子を知ろうとすると、ハナモモの冬芽は毛が多いので、分かりにくい。今年はどのくらい花をつけてくれるだろうか。
ハナモモの冬芽
撮影:2月12日(月)
記 平成29年2月13日(火)