色々なサクラの冬芽
1月31日(火)
中ノ池の里の広場寄りには、ショウゲツ、シロタエ、ベニガサ、ベニユタカなどの色々な種類のサクラが植えられている。みんな聞きなれない名前である。これらのサクラは園芸品種で、ヤマザクラやオオシマザクラを基本とし、いろいろなものを掛け合わせ作り出されたものと言われている。ヤマザクラやオオシマザクラの冬芽には毛がないが、ショウゲツ、シロタエ、ベニガサ、ベニユタカの冬芽には毛がない。何か共通しているようだ。
ショウゲツの冬芽
シロタエの冬芽
ベニガサの冬芽
ベニユタカの冬芽
花の広場へ近づくころ、池の側にリョウブの樹が1本見えてくる。リョウブの樹はここの右手の丘に沢山ある。様子を見ていると、芽鱗が取れそうになっている冬芽があった。撮影した写真を見ると、外側の芽鱗に沢山の毛が見える。今までたくさんのリョウブの冬芽を見てきたが、この毛の存在に気が付いていなかった。
リョウブの冬芽:芽鱗に沢山の毛が見える
花の広場から少し丘へ上ってヒメシャラを見た。何度見ても、ヒメシャラとナツツバキが混乱する。「ヒメシャラは芽鱗の数が多い」このことを念頭に見直してみる。茶褐色の芽鱗の縁に毛が見えるが、内部の冬芽はまだ見えない。幹には斑点模様が見え、樹皮が縮れた紙のように剥がれる。
ヒメシャラの冬芽
ヒメシャラの幹
撮影:1月23日
記 平成29年度1月24日(月)