公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キブシの冬芽の中に黄色味が出てくる

117日(火)
 
 今日は天気がよさそうなので、今年初めて舞岡公園へ出かけた。地下鉄の駅を出ると、明るく、暖かいので、上着1枚脱ぐことになった。バスを待つこと数分、直ぐ何時ものバスが来た。バスの中は、いつもは空席が目立つのだが、今日はどういう訳か、空席が少ない。何とか空席を探し坐ることが出来た。バスに乗ること10分ぐらいで、目的地に着いた。
 公園内は風がなく暖かい。今日はおおばな橋を渡って、エノキ休憩所にあるカワヅザクラを最初に見ることにしている。カワヅザクラはエノキ休憩所の一番奥に1本だけある。冬芽は沢山出来ているが、皆上の方にある。この状況だと、望遠写真を撮ってみるしかない。太陽の日がよく当たっていることもあり、冬芽には艶がある。下の方は濃い褐色をしているが、上へ行くと色は薄くなってくる。先端は黄緑色の部分が多い。
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 「エノキ休憩所」の名前が付いているが、ここには大きなミズキの樹が数本ある。ミズキの冬芽は暗赤色で綺麗である。太陽の光を反射し、光っているところが強く印象に残っている。望遠写真を撮ってみた。やはり綺麗な冬芽である。芽鱗の枚数は少なく、上の方に明るい芽鱗が現れ出している。
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 ミズキ

 ここにはオオシマザクラもある。この冬芽は手の届きそうな高さにあった。見ると、小さい。自宅近くのオオシマザクらの冬芽は1㎝近くの大きさがあるが、ここのは7㎜であった「随分小さく、成長が遅いなぁ」と思った。オオシマザクラカワヅザクラの片方の親である。拡大してみると、カワヅザクラの冬芽とよく似ている。何方にも毛がなく、濃い褐色で、艶がある。カワヅザクラの大きさは計測できなかったが、目分量ではオオシマザクラより大きく見える。
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 休憩所の名前が付いているエノキの傍へ行き、冬芽を見た。しかし、下から枝を見ていてもどこに冬芽があるのかさっぱり分らない。低そうなところの冬芽を探し、撮影した。それでも、どうなっているか分かるような写真ではなかった。昨年227日に撮影した時は三角形をした冬芽の写真が撮れていた。すると、未だ冬芽を見るのには早いのかもしれない。
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 エノキ

 エノキ、ソメイヨシノ等が植えられている斜面を下り、キブシのところへ行った。昨年の11月ごろ、ここのキブシを見ているが。その時の枝や冬芽は緑から黄緑色をして新鮮であった。キブシの冬芽はどこでも最初は綺麗な色をしていたが、寒さが増してくると、枝や冬芽は濃い茶褐色へと変わってきた。一寸見ると寒さで萎びたように思えた。今はどうなったか見ると、色は濃い茶褐色の中に黄色味がかった部分が見え始めている。今は、膨らみ、弾力性があるように見える。今までの姿は、寒さを堪えていた姿だったかもしれない。
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キブシ

撮影:111
 
  記  平成29111日(火)