公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カエデとドウダンツツジの紅葉

128日(木)
 
 ひょうたん広場の樹木の中にタブノキがある。スダジイやマタバシイはよく見かけるが、タブノキは意外と見かけない。ここのタブノキを見るのも久し振りである。タブノキの冬芽は冬芽の中でもきれいな方に入る。冬芽は枝先に1つずつ付いている。数枚のオレンジ色をした芽鱗で包まれていて、下の方がふっくらと膨らんでいる。高いところにあるので大きさは計測できなかった。
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 タブノキの冬芽

 事務所側にモッコクの樹が数本ある。モッコクは葉形に特徴がある。葉は厚みがあり、倒卵形のさじ型をしている。この形を手掛かりに見つけている。枝の先端を見ると、葉柄は赤く、中心に赤い冬芽が幾つかかたまっている。
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モッコク

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 モッコクの冬芽

 中央広場へやって来た。曇り空になり、風が出てきた。じっとしていると寒さを感じる。この広場には背丈の高いユリノキが立ち並んでいる。ユリノキの花は大きく、クリームの下地にオレンジの帯模様が入っている。高いところに見える花で、大変きれいである。この樹の梢の望遠写真を撮った。所々に茶褐色をした花の名残が見える。面白いことに、すべてが上を向いている。冬芽は大きな楕円形をしており、1か所縦方向に溝が見られる。芽鱗が2枚というので、写真の裏側にも縦方向の溝があるのかもしれない。
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 ユリノキの冬芽

 公園管理事務所側にカエデとドウダンツツジの見事な紅葉が見える。何方もオレンジから赤くきれいに染まっている。近くによると、ドウダンツツジの葉は真っ赤である。カエデはオレンジの葉が殆どだが、所々に赤く染まった葉が混ざっている。この2種類は綺麗な紅葉をつくり出す。
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カエデの紅葉

つづく

撮影:1130
 
  記  平成28122日(金)