公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

薄赤い縦縞模様の入った樹木はムクノキだった

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 ムラサキシキブを見ていつものコースを辿り、プールの方へ向かった。ここにはヤブランキンミズヒキ、ミズヒキに混ざりヤブミョウガがある。先日ヤブミョウガの写真の写りが悪かったので、撮り直そうとすると、紺色の果実が見えた。「もう果実になってしまったのか」と思った。ヤブミョウガの撮影はまたしても上手くいかなかった。花が白色なので、花の内部に明暗がなく、鮮明に写らないことが分かった。
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 テニスコートでは、この暑いのにも関わらず、多くの人がゲームに励んでいる。サクラ並木の日陰を通り進んで行った。今日は滅多に行かない山のコースを進むことにした。大きな樹木が茂っているので、直射日光が当たらない。爽やかな気持ちになり山を上って行った。遊歩道の左側は斜面となって下っている。その斜面に薄赤い縦縞模様の入った樹木を見た。その模様を見た時、「アカメガシワだろうか」と思った。そこで、葉で確認することにした。アカメガシワの葉は広めで大きい。ところがこの樹の葉は広くない。アカメガシワでないことが分かった。すると、何の樹だろうか。その場で名前が分からず、写真を撮り持ち帰ることにした。
 アカメガシワに似た樹で検索すると、ムクノキが出てきた。
 若いムクノキの皮目に似ていることが分かってきた。そこで、この樹の葉をムクノキの葉と比べてみた。互生で、葉脈の先端が鋸歯まで伸びている。よく似ている。この樹はムクノキに違いないと思える。ムクノキについては、「皮目が剥がれやすい、葉脈が鋸歯へ達している」の2点を捉えていたが、若木の皮目をしっかり捉えていなかった。
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ムクノキの幹

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 ムクノキの葉

 久しぶりに歩く道には興味が湧いてくる。大きなケヤキの樹があった。ここの道を下ると祠があり、中の池と下ノ池の中間にある堤へ出る。左の斜面は緑で鬱蒼としている。この中には色々な草木があると思うが、入れないようになっている。ここから大きなサクラの樹が続く。サクラの開花期はついつい池の周りを通ってしまうので、ここのサクラを見ていない。
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 サクラの大木が続く

 リョウブの樹が現れ出した。ここから花の広場へ通じる斜面にはリョウブの樹が何本もある。三ツ池で、リョウブの樹を始めて見たのは、今見ているここだった。1本見つけると、直ぐ傍に23本と見つかった。そのうちに、花の広場へ出たことを覚えている。
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 リョウブの樹

撮影:821
 
  記  平成28825()