これはヤマハッカ?
8月5日(金)
古井戸の近くにナデシコが見えた。柵の中にあり、近寄れないので、望遠で写真を撮った。ナデシコにはどんなものがあるかと調べると、花弁の先が細かく割かれたものはカワラナデシコのみであった。普通ナデシコと見ているものはカワラナデシコであることが分かった。
遊歩道へ出て見ると、青紫色の花が見えた。何回か見て来たナツノタムラソウ(アキノタムラソウ)とは違っている。6月19日に見たヤマハッカに似ているが、花の数が少ないので、確信が持てない。手掛かりを求め、観察した。
観察結果
稜に下向きの毛がある、葉は対生、葉の裏面の脈上や表面には毛がある、青紫色の小さな唇形花、上唇は4裂して立ち上がり、中央部には紫色の斑紋がある、下唇は2裂し、前方へつきだし、ふちは内側に巻く
|
以上の結果から考えると、この青紫色の花はヤマハッカになりそうだ。
下向きの毛がある
葉は対生
葉の表面には毛がある
葉の裏面の脈上に毛がある
花
この花はまだ白色の蕾である。葉は対生で、細長い楕円形をし、縁には浅い鋸歯がある。恐らくヒヨドリバナと思う。この後、開花したヒヨドリバナを見ることになる。葉や蕾を比べると、ヒヨドリバナに間違いなかった。
開花したヒヨドリバナ
撮影:7月28日
記 平成28年8月3日(水)