アキエノコログサが見つかる
7月23日(土)
昨日、夕方公園の植木に水をくれていると、6月11日に植えたムクゲの1本の先が白色になっていた。「これは葉が枯れたのかなぁ」と思って見ると、それは1輪の花だった。今はつぼんでいるが、明日は開くだろうと思った。
今日、早速行ってみると、花が開いていた。背丈が50㎝ぐらいだが、花が咲いたということはほぼ根付いたといえる。ひとまず安心した。
1輪の花をつけたムクゲ
花壇を見ると大分雑草が侵入してきた。その中で一番多いのはエノコログサである。穂をつけたもの、穂のない小さいものと色々ある。
雑草の侵入
エノコログサに混ざって、エノコログサとは少し違ったものが現れた。これは何だろうか。もちろん花は咲いていない。葉は灰白色色で、縁に細かい波が見える。どうもメヒシバと思われる。メヒシバの葉の付け根には長い毛がある。調べると長い毛があった。
メヒシバ?
葉の付け根に毛がある
メヒシバは花壇の淵からやや内側に入ったところに見られ、メヒシバの外側にコメシバがある。メヒシバに花がないが、コメヒシバには花が沢山咲いている。葉はメヒシバと比べるとはるかに短い。色も綺麗な緑色をしている。1本の穂を見ると、小花が疎らについている。
コメヒシバ
コメヒシバの小花
別の花壇を見ると、穂の先が曲がったエノコログサが見えた。「まさか、アキエノコロではないだろう」と思って葉を擦ってみると、手応えが感じられた。改めて写真を撮ると、表面に伏せた毛が確認できた。間違いなくアキエノコログサである。植物は既に秋を告げていることになる。
アキエノコログサ
表面の伏毛
葉の長い草が見つかった。「ここに、こんなに葉の長い草があったろうか」と考えたが、思い当たるものがなかった。よく見ると、穂が出て花が咲いている。シマスズメノヒエであった。周りを見たが、何本も見られなかった。その代り、他のところでは既に花期を終えてしまっているカモジグサがこれまた数本見えた。ここは少し前、ネズミムギが猛威を振るっていたところである。時期を分けて住み分けているようだ。
シマスズメノヒエ
カモジグサ
撮影:7月20日
記 平成28年7月20日(水)