イチゴツナギを調べる 2 「ナガハグサとの違いは分かる」
6月13日(月)
イチゴツナギとイチゴの関係からイチゴツナギの見つかる場所を想定していくと、イチゴツナギは一寸した山へ入った近辺にあるといえそうだ。今までは、イチゴツナギと思えそうなものを公園の木陰の下、崖の淵などに多く見てきた。
イチゴツナギと思われるもの
イチゴツナギと思われるもの
イチゴツナギとナガハグサ
ナガハグサ
平地のものはヨーロッパの帰化品だという(寺崎日本植物図譜)。ナガハグサはなかなか見つからなかったが、1か所でナガハグサらしいものを見つけた。根生葉に当たる下の葉が非常に長く、止め葉の葉舌も先端は平たく短いので、まずナガハグサと考えられる。ナガハグサには走出枝があるというので、この確認をするために根を掘り出したが、どれが走出枝に当たるのか判断が難しかった。何回か繰り替えているうちに、それらしいものが見つかったが、確証が持てないでいる。ナガハグサの生育環境は樹の木陰の下などではなく、日のよく当たるところであり、土質も恵まれているとは言えないところだった。
「イチゴツナギかナガハグサか」
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ナガハグサ
ナガハグサはイチゴツナギと違うことが分かったが、肝心なイチゴツナギがどれかがまだ分からない。資料2によると、葉舌の長さ、形に着眼点を置くと、イチゴツナギとオオスズメノカタビラのみが葉舌が長いことになっている。
「これはイチゴツナギになるのか ・・・昨日のつづき」
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イチゴツナギ・・・全体に粉白緑色、葉は短く先はとがる。垂れていることが多い。稈は直立する
オオスズメノカタビラ・・・葉先はボート型、稈は直立する
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と違いが指摘されている。
これを参考に調べを進めて行ったが、殆ど先へ進めない状況になった。
どの程度の色で粉白緑色と判断するのか、また、どの程度の形でボート型と判断するのか、それらの基準が非常にあいまいになってしまった。
つづく
記 平成28年6月6日(月)