公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コセンダングサが咲く

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 朝夕は涼しいが、日中は真夏の陽気が続く。もう夏になったようだ。公園の草花に夕方水をくれたのに、翌日の朝になると、もう上の方は乾いてしまっている。
 公園の様子を纏めるために最近の雑草をチェックして見た。今年は珍しく、カラスノエンドウが猛威を振るっていた。つる性なので、一時サツキに激しく絡みつき、スッポリと覆う状況までになった。カラスノエンドウは毎年蔓延るが、ここまで成長せず、時が来ると枯れて行ったが、今年は何時までも占有範囲を広げていた。ところが先週頃からめっきり、衰えだし、枯れ出して来た。まるで、薬品でもまいたようだ。
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 もう1つ公園で猛威を振るっている草がある。ネズミムギである。此方は7080cmと背丈も高くある。一旦根こそぎ抜いたところでも、直ぐに新しい目が出てきて、急速に成長してきた。緑色をして勢いのある時には、抜こうとしてもしっかり根が張っているので抜けない。根はあまり深くないので、スコップで掘り起こすと、簡単に掘り出せる。しかし、根に着いた土は簡単には落ちない。そのまま置いておくと再び根付いてしまう。この猛威も大分衰えてきた。多くが茶褐色に変色し始め、枯れ出した。今は根も弱まったこともあり、引っ張ると簡単に抜け、土も解けている。
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 ネズミムギ

 新しいものが出ていないか見ると、シロザが見つかった。以前はけっこう目にしたが、このところ暫く目にしなかった。今日は久しぶりに目にした。同じ場所に、コセンダングサツユクサも出現していた。コセンダングサは花をつけている。先日も、違う場所でコセンダングサの花を見たが、咲くのが少し早いのではと思った。いろいろな資料を見ると、花期は9月から11月となっている。環境、個体差にもよると思うが、それにしても早いようだ。ツユクサは背丈が15㎝ぐらいで、まだ花をつけるまでには至っていない。
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シロザ

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 ヒメジョオンが咲いている。つい最近までハルジオンが咲いていたと思っていたら、いつの間にかヒメジョオンに変わってきた。ハルジオンが花をつけているときは、殆どヒメジョオンが目立たない。既に芽が出て、葉をつけていたと思うが、背丈が低くいうちは、よく見ないと違いに気が付かない。「発芽している」とうすうす気が付いていたが、目が行くようになるのは、花が咲いたときになってしまう。従って、突然咲き出したと思えてしまう。花を見ると、枝が斜め上へ真っ直ぐ伸び、上向きの花をつけている。中央の花枝が周りよりも低くなっている。花はハルジオンより一回り小さい。
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 赤いサツキが咲き出した。公園にはツツジの樹がないので、ツツジの季節がなかった。他所でもツツジは花期を終えようとしている。ツツジが終わると、サツキの季節になる。花はツツジより一回り小さいが、花が沢山咲くと綺麗である。公園のサツキは毎年花をつけるが、勢いがない。近くに大きなケヤキの樹があるので、根が張れないのかもしれない。
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 サツキ

撮影:526
 
  記  平成28526日(金)