公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

クサレダマの群生地

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  ネムノキ休憩所の横に八重のヤマブキが咲いている。ヤマブキの花は、いろいろなところの崖などに咲きほこっていたが、もう花期の峠を過ぎたようだ。このヤマブキも花が少なくなってきている。それでも花数は少なくなるが、ヤマブキはこれからもけっこう長く花をつけ続ける。
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 八重のヤマブキ

 古井戸の横に小さな草原がある。ここは何本かの樹木があるので、木陰になっている。この中にいろいろな草花が咲いてくるが、中には入れないようになっているので、詳細を知ることが出来ない。今も黄色い花が一面に咲いている。この黄色い花はタンポポと思えるが、オオジシバリにも似ている。遠くからはオオジシバリとの区別がつかない。
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 黄色い花はタンポポか?

 クサレダマの群生地が現れてきた。昨年この光景を見た時、最初タカサブロウの群生地かと思った。その時、タカサブロウはこんなに大きな群生をつくるのだろうかと思い、見続けてきた。すると、719日に行くと、花をつけていた。見ると、タカサブロウではなく、クサレダマであった。群生地を近くで見たのではなかったので、見間違えていたことに気が付いた。資料によると、タカサブロウは葉が対生するのに対し、クサレダマは対生、または34輪生とのことだった。そこで写真をもう1度見直すと、昨年と今年の両方の写真に3輪生しているところが見つかった。やはり花で確認したようにこれはタカサブロウでなく、クサレダマの群生であることが分かってきた。
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 クサレダマの群生地

 ウツギに蕾が出てきた。どの樹木を見ても、小さな1つの冬芽から新しい枝を出し、葉をつけ蕾をつけている。短期間でこの3つの行程を終えたことに驚かされる。正に生命力の神秘さである。蕾は毛に覆われた小さな団子のように見える。この団子をつけた新枝は皆上へ向かっている。
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 ウツギの蕾

 小さなスミレがある。このスミレは先日別の場所で見て「ツボスミレ」だと分かったばかりだった。そのとき、名前を知るために資料を調べていると、昨年の429日に、ここでこのスミレを見ていたことになっていた。記憶とはあてにならないものである。再確認した。
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 ツボスミレ

撮影:425

  記  平成28427()