南門のサクラがシュゼンジカンザクラと分かる
3月29日(火)
先日初めて見たと思ったサクラの樹に「修善寺寒桜」と名札が付けられていた。やはり最近植えられた樹に間違いなかった。2週間近く経つと、花数が急激に増え、特徴も見やすくなった。赤みがあるので、カンヒザクラ系ではと思っていた。シュゼンジカンザクラはカンヒザクラとオオシマザクラからできたといわれているので、カンヒザクラ系であることが確認できた。
シュゼンジカンザクラ
ソメイヨシノはどうなのだろうか。報道によると、開花は例年より早いというが、冬芽を見てきた限りでは大きな変化はないように見える。芽鱗が剥げ、中から緑色のものが現れている。花の蕾はこの中に入っているので、この緑色のもの(総苞?)が開かないと、花本来の蕾は出てこれない。この分だとあと1週間はかかるのではないかと思われる。
ソメイヨシノの冬芽
垣根沿いに紅白のボケが咲いている。ボケというと名前が変に感じるが、花そのものは、花の中でもきれいな方である。丸みを帯びた5枚の花弁の輝きには、春の日の長閑さが感じられる。
ボケ
ネコヤナギの綿毛が多くなってきた。このような姿になると、ネコヤナギのイメージが出てくる。「花が見えるかなぁ」と思って覗いてみたが、まだのようである。触ると柔らかく気持ちがいいい。
ネコヤナギ
トイレの脇のカンヒザクラが咲き始めた。日のよく当たるところのカンヒザクラはもうとうに咲いている。ここのカンヒザクラガ最後に咲いたようだ。花が全開しないので、サクラらしく思えないが、このカンヒザクラが親になって生まれたサクラの数は多い。
カンヒザクラに向かい合うようにツバキが咲いている。花はツバキというよりもバラに似ている。ここの丘の中腹にオトメツバキと表示されているツバキがあるが、それとそっくりなので、恐らくオトメツバキになると思う。
オトメツバキ
撮影:3月15日
記 平成28年3月20日(日)