公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナモモが開花寸前になる

329()
 
 公園のマメザクラを見に行った。最近までこのサクラがマメザクラとは分からなかった。ソメイヨシノより早く咲くからヒガンザクラ、カワヅザクラ、マメザクラ等を考えてきたが、長いこと結論が出せないでいた。先日、このことについて考え、マメザクラへと到達した。しかし、まだ断定はできない。薄いピンク色で、萼筒に毛がある花は小さく2㎝ぐらいである。
イメージ 1
マメザクラ 

 赤白のハナモモの色がはっきりとしてきた。ここまでくれば、もう開花は間もない12日暖かい日が続けば開花するものと思われる。モモは1節に花が複数付くので豪華である。
イメージ 2イメージ 3
         ハナモモ:赤                          ハナモモ:白
 
 カリンの花も大分咲いてきた。早く咲いた花は散り始めている。カリンは花が大きいので咲いている姿は見事である。ピンクの花弁が5枚、おしべも見ることが出来る。雄しべは20本から22本、雌しべは5本と説明する資料があるが、そこまでは確認できない。


イメージ 4
カリン
 
 シダレザクラの冬芽も大きく膨らんできた。1つの冬芽が開き、中から赤くなった3つの花芽が頭を出し始めている。このシダレザクラには、「つい最近まで、あんなに小さかった冬芽が・・・」という思いがしている。気温、日射が冬芽に如何に大きな力を注いできたかが分かる。
イメージ 5

 ハクモクレンは満開になり、同じシモクレンも他のところでは満開から散り始め出している。それなのに公園のシモクレンは中々変化してこなかった。ところが、ここにきて、冬芽が動き出してきた。褐色だった芽鱗に紫色がつき始めている。
イメージ 6

 公民館の裏にあるレンギョウ12輪咲き出していた。周りの蕾も多くが黄色い花弁が見え始めている。レンギョウ1本の枝にぎっしりと蕾がついているので、開花すると見事な風景を作り出す。その風景もうそこまで来ているようだ。
イメージ 7

 公園のカエデの冬芽も大きくなってきた。場所によってはカエデも新葉が出ている。この冬芽の写真を見た時、瓦状に重なった芽鱗の様子が隣のサクラの冬芽とよく似ていたので、「サクラの冬芽ではないか」と思ってしまった。カエデの冬芽は普通対になっているが、この頂芽が対になっていなかったことも間違えた原因だった。よく見ると、サクラの冬芽より赤味が強いし、芽鱗の数が少ない。
イメージ 8
 カエデの冬芽

撮影:320

  記  平成28324()