アカシデの冬芽が緩む
3月20日(日)
ばらの丸橋へ来るとアカシデを見ることが出来る。冬芽が解ける時期を知ろうと何度も訪れているが、何時も空振りになっていた。今日も、冬芽は大きくなっているが、空振りである。「ダメか」と思ったが、橋の反対側にもアカシデがあったので、一応見た。すると、状況は変わっていた。雄花の花序は長く伸び、開いているように見えた。接写写真を撮り拡大して見た。芽鱗は広がっていたが、中はまだよく分からない。
アカシデ:芽鱗は閉じている
アカシデ:芽鱗が緩んでいる
もみじ休憩所でナツツバキを見た。外側の芽鱗が取れ、白色の毛が出かかっているところまでは見た。その後どうなったのだろうか。見ると、外側の芽鱗はすっかりなくなっている。見えるものは毛皮のようである。上から下へと触ってみた。猫の毛を撫でているような感覚だった。
ナツツバキの冬芽
リョウブの冬芽はどうなっただろうか。いつも見るリョウブの冬芽は道の向こう側にある。外側の堅い芽鱗はなくなったが、新しく出てきた芽鱗が、まだ冬芽をしっかり包んでいる。半月が経つがほとんど変わっていなかった。
リョウブの冬芽:変化がない
坂道を下り水田へ向かった。この坂道で見るものは、ウグイスカグラとヤマコウバシである。先日は、花の終えたウグイスカグラを見つけようとしたが、分からない状況になっていた。何とかウグイスカグラの葉を見つけようと、右側を注意して進んだ。すると、なんとピンクの花が咲いていた。1月16日に見た以後花を見ていないので、まさか再び花を見るとは思わなかった。葉は対生し、縁が紫色になっている。間違いなくウグイスカグラの葉である。思いがけない出会いであった。
再び咲いたウグイスカグラ
ウグイスカグラの葉
ヤマコウバシは、昨年見た時よりは枝が伸びて、手が届かなくなった。枯枝を拾い、引っ掛けて下ろしてみた。暖かく成って来たので、緩んでもよさそうに思えたが、冬芽はほとんど変化していない。
ヤマコウバシの冬芽
撮影:3月15日
記 平成28年3月16日(水)