キブシが咲く
3月19日(土)
舞岡公園のカワヅザクラをもう1度見ようと出かけた。カワヅザクラはえのき休憩所の奥に1本ある。先日(2月27日)は咲き始めたところだったが、今日はもう葉が多くなっている。カワヅザクラの花期は長いと聞くが、半月余りでこのように変わってしまうのだろうか。
特徴をメモしてみた。
葉はわりと小さい。葉身が6.5㎝、幅が4㎝、柄が1.5㎝
花は直径が2.5㎝、小花の柄が2.5㎝、花柄が1㎝
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色々な資料と比較すると、大分小さい気がする。これも個体差のだろうか。
葉をつけたカワヅザクラ
カワヅザクラの花
近くのサクラはソメイヨシノではないかと大まかに思っていた。実際に冬芽を見ると、芽鱗に毛が見えない。従って、ソメイヨシノではないことになった。更に冬芽をよく見ると、芽鱗は開き始め、先端が開き、中から緑色のものが出始めている。以上から、このサクラはオオシマザクラと分かった。
先日、ミズキの冬芽を撮影したが、逆光で鮮明さがなかった。この冬芽は艶があり、天気のいい日には暗赤色に輝いている。再度取り直した。今回は暗赤色に輝いている。また、先端は白色がかっている。冬芽の形を見ると、中央から下が膨らんでいる。冬芽の上には葉痕が見える。
ミズキの冬芽
エノキの冬芽は外側の芽鱗が剥がれ、中の黄緑の部分が多くなってきた。この写真を見ると、以前、枝のどこを見ても冬芽らしきものが見えなかったことが夢のようだ。今は、芽鱗の境が見え始め、枚数が数えられそうだ。
エノキの冬芽
エノキの冬芽
えのき休憩所での目的を終え、ばらの丸橋へ向かうと、前方にキブシが見えてきた。花序が垂れ下がるキブシ独特の姿になっている。この光景を見て、「ここにキブシがあったのか」と思った。先日、ここを通ったが、全く気が付かなかった。吊下った花序を見ると、上の方は小花が開き始めて、大きくなっている。小花を覗いてみると、中央に雌しべらしい黄緑色のものが見える。また、その周りにおしべが6~7本あり、その先に葯が見える。
キブシ
キブシの花
撮影:3月15日
記 平成28年3月16日(水)