公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オオシマザクラ・ソメイヨシノ の開花が目前となった

318日(金)
 
 エンジュの樹を見た。昨年幹の下の方から枝が出てきたのでそのままにしてある。この枝なら冬芽を見ることが出来そうだ。見ると、枝の先は灰黒色になっていて、枯れているような気がしてならない。冬芽はあるのだろうかと思えた。取りあえず、冬芽らしいものを探した。冬芽は葉痕の近くにあるので、まず、葉痕を探した。葉痕はすぐ見つかったが、冬芽らしきものは見当たらない。
 資料を見ると、エンジュの冬芽は葉痕の中に隠れている隠芽だという(資料1)。これで、一般の冬芽のように姿が見えないことが分かった。



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エンジュの冬芽
 
 枯れた枝のような枝ではよく分からなのではと思い、緑色の枝の冬芽を探すことにした。葉痕の形がU形をしていることは確認できたが、冬芽そのものはやはり確認できない。U形の葉痕の中に維管束痕が3つあるというので(資料2)、探してみた。これは確認できた。

 
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エンジュの冬芽

 寒暖を繰り返す日々の中で、そろそろサクラの冬芽に大きな変化が現れる時になってきた。公園には、オオシマザクラソメイヨシノがそれぞれ1本ずつある。
 まず、オオシマザクラを見た。冬芽の芽鱗が開き、緑色の葉らしきものが見える。中央の先端辺りは白色にも見える。この現実を見て、暖かい日が来れば、23日で花が開くと思える。
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 一方、ソメイヨシノはどうだろうか。例年オオシマザクラとほぼ同じ日に開花している。昨年は322日開花を見ている。冬芽の芽鱗が半分ほど開き、蕾の本体が半分ぐらい外へ出てきた。オオシマザクラよりは少し遅れているようだが、それほど大きな差はない。ソメイヨシノも暖かい日が来れば、23日で花が開くと思える。
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撮影:312

  記  平成28314()