ジンチョウゲ・オオイヌノフグリが咲く
2月17日(水)
寒暖が入れ替わる天気がつづくが、今日は風がなく暖かいので、近くの浦島公園の様子を見に行った。奥の公園ではいつものようにグランドゴルフの練習が行われており、砂場では数組の親子連れが遊んでいる。長閑な公園風景である。
公園のサクラの冬芽を見た。このサクラはソメイヨシノが終わってから咲いてくる。恐らくカンザンと思える。冬芽は、中央よりやや下の部分が一番膨らんでいる。暗褐色の芽鱗は10枚以上あり、縁が白い。芽鱗にはほとんど毛が見られないが、先端に少し毛が見られる。
ヤエザクラの冬芽:カンザン?
僅かに残されたジンチョウゲが咲き出した。近くに寄ると微かな匂いが漂ってくる。以前は花もたくさんあり、遠くからでも花が咲いたことが分かった。ジンチョウゲは雌雄が別株で、日本にあるのはほとんどが雄株といわれている。また、花のように見えるのは、実は「がく」だという。
咲き出したジンチョウゲ
ジンチョウゲの花
マテバシイの枝先を見ると、小さくかたまっていた冬芽が大きくなり始めていた。芽鱗の境がはっきりと見え出し、上の方は心持ち緩みかけたような気がする。下の側芽は葉痕の脇から出てきている様子が分かる。
マテバシイの冬芽
今日一番見たかったのはマテバシイの近くにあるカンヒザクラである。先日、他の公園で色づき始めたところを確認したので、「もしかしたら開花が見られるのでは」と期待していた。見ると、開花が迫っているのが分かる。今までは冬芽の中央部分が膨らんでいたが、今日はその膨らみが先端部分に移っている。
先端が色づいてカンヒザクラ
撮影:2月16日
記 平成28年2月17日(水)