北陸への旅 環水公園のイルミネーション
2月16日(火)
地下道に入ると、両側に美術作品が展示されていた。ここを通った時、素通りの気持ちがあったが、何気なく目が注がれた。よく見ると、小学生や中学生の名前が書かれている。それを見て、「えっ」と驚かされた。小学校低学年の児童が素晴らしい作品を仕上げていた。「今の児童は我々には考えられない能力を持っている」と感心させられた。向かい側には中学生の作品があった。こちらはもう大人と変わらない立派な作品である。「よくこんなに素晴らしい作品がつくれるものか」とまたまた吃驚させられた。
小学生の作品
中学生の作品
ガラス工芸、小中学生の美術作品に感心しながら、足は環水公園へ向かった。この辺は人が歩かないせいか、先日の雪がまだ積もっている。広い道を進むと、左側に体育館のような建物が現れてきた。「富山市総合体育館」の表示があった。目前に水辺が見える。海なのだろうか。案内図で確認すると、ここは海からけっこう中へ入りこんだところにある。神通川に沿った富岩運河と分かった。
一段下へ降りると、運河が目に入ってきた。水面にはイルミネーションで飾られた円錐の塔が見え、遠くには弓型の橋が見える。案内図によると、橋は天門橋という。明るい今見ても素晴らしい景色なので、夜景はどんなに素晴らしいだろうかと想像した。
イルミネーションで飾られた円錐の塔
運河沿いに天門橋を目指して歩き始めた。道は雪が深い。人の歩いた跡らしき所を辿って進んだ。右の方に1軒のコーヒー店が見える。一寸と洒落たつくりをしている。周りには人がほとんどいない。この時間に人が入っているのだろうか。天門橋を渡ってみようと、コーヒー店の脇を通り抜け、坂を上がった。
雪深い道
天門橋
左に橋がある。直ぐに橋を渡るつもりだったが、前に並木の絶景が見えたので、ここで足が止まった。雪の中の並木は一層映えて見える。何の樹だろうか。ポルラの樹を思い付いた。葉がないので、即答できない。名前を確認するために冬芽の写真を撮っておいた。後日調べると、この樹はやはりポプラであった。
ポプラ並木
ポプラの冬芽
天門橋の両端には塔がある。塔にはエレベーターがあり、それに乗って上へ行けるようになっている。早速エレベーターに乗って昇った。高いところから見ると、広い範囲が見渡せる。運河の周りに2か所観覧席がある。競艇場になっているのだろうか。薄暗くなって来たので、エレベーターで下へ降りた。橋に出ると、欄干にもイルミネーションが設置されているのが分かった。橋の上から来た方向を見ると。遠くに、先程見てきた円錐の塔が見える。真下近くには、赤い球を中心にした六角形の浮きが見える。これは雪の結晶を意味しているのだろうか。
雪の結晶を意味しているのだろうか
暫くすると、薄暗くなり、イルミネーションが点灯した。円錐の塔が鮮やかに見える。そのうち周りに青い光が見えてきた。水の流れる音がする。見ると、滝となって流れ落ちる水が青い光の中に輝いて見える。ここのイルミネーションは時間とともに変わっていくことが分かった。
円錐の塔
水が青い光の中に輝いて見える
円錐の塔
天門橋のイルミネーション
完
撮影:1月27日
記 平成28年1月28日(木)