公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

北陸への旅 相倉(あいくら)集落

213日(土)
 
  菅沼集落から少し離れたところに相倉(あいくら)集落がある。ここが今日の最後の訪問地になっている。時刻は午後4時近くになっているので、薄暗くなってきている。
 集落へは坂道が続いている。道は暗く、凍結しているので、滑りやすい。気を付けながら下りて行った。ここには23棟の合掌造り家屋があるというので、菅沼集落よりは広いようだ。直ぐ近くの合掌造りの家へ近づこうとしたら、途中で道はなくなっていた。ここは雪が深い。合掌造りの家は深い雪に埋もれている。元の道へ引き返した。
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相倉(あいくら)集落へ入ったところ
 
 この1本道を行くしか道がないようだ。1本道を奥まで進んで行くと、部落の子供だろうか、そりを持ち出して遊びに行こうとしている。家の直ぐ裏が滑走場となっているので、ここの子供は雪遊びの環境に恵まれている。奥に小さな土産物店があった。軒先には長い氷柱が凍り付いている。この時間なので、中にはお客はいないようだった。
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1本道が続く
 
 元の道を引き返した。駐車場へ出ると、展望台と書かれた表示があった。事務所の裏側が展望台へつながる道になっている。この辺は段々畑のようだ。雪道を上って行ったが、どこに展望台があるのか分からない。少し上に平らな広場が見える。あそこかも知れない。どの道を行くのか、前方を見ると、この先の山の斜面を上って行くように思える。近くに見えるが、雪道で、人の通らない坂道を上るのは危ないと思い、展望台へ行くのは諦めた。
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上から見た相倉集落
 
 駐車場からバス停までは上り坂になる。来るときは路面が凍りついていたが、つい先程ブルドーザーが雪かきをしてくれたので、滑る心配はなくなった。道は薄暗くなっていたが、山の稜にはまだ日が差している。坂道沿にある樹を見ながら上って行った。トチノキらしい樹が見える。冬芽を写真に撮った。赤褐色の筆型をしている。葉芽、側芽も見える。
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トチノキの冬芽
 
 バス停で高岡へ行く最終便を待った。確かに予定しているバスがあるか心配だった。発車時刻表を確認すると、間違いなくあることが分かった。ここのバス停も小さな合掌造りになっている。中は薄暗いが、風を凌ぐことが出来る。今日は気温が下がっているが、風がないので、外でバスを待っていても抵抗感がない。スクールバスが通る。中には誰も乗っていない。子供たちにとっては唯一の足になっているのだろう。そのうちバスが来た。直ぐ乗れると思っていたら、降りる人が次から次へと降りてきた。この時間に降りるということはここに泊まることになる。見ると、子供連れの外国の人のようだ。意外な感じがした。バスに乗ると、最終便のこともあり、ゆとりがあった。

つづく

撮影:126


  記  平成28128日(木)