公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

瓜久保のソシンロウバイ

129日(金)
 
 坂を上りミズキ休憩所へ向かった。坂を上がったところには、イボタノキやハコネウツギなどがある。
 忘れないうちにハコネウツギの冬芽を撮影した。冬芽は淡褐色で、対になっている。外側は柔らかそうな皮で覆われている。この冬芽は鱗芽になるだろうか。
 資料によると、この冬芽は鱗芽に入る。写真の手前に見える小さなものや両端に見えるやや大きいもの、これらが芽鱗になるようだ。裏側、内部のものを考えると芽鱗はさらに増え、資料のような数になってくると思われる。芽鱗は淡褐色で、薄い皮質の様だ。先が尖っている。
 
参照
冬芽は、長さ3~7mmの卵形。芽鱗は褐色で、78対ある。
 
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ハコネウツギの冬芽:側芽
 
 頂芽を見ると、側芽に見られなかった毛が目に付く。下の方に小さな2枚の芽鱗が目に付く。これは内側にある大きな冬芽を支えている芽鱗になるのだろうか。この芽鱗の先には白色の毛が沢山ある。
イメージ 2
ハコネウツギの冬芽:頂芽
 
 ミズキ休憩所は、名前の通りミズキの樹が多くを占めている。ミズキの冬芽は赤い芽鱗が瓦状に重なっている。光に照らされ綺麗に輝いていたことを覚えている。何度も見ているが、ここ来たからには冬芽を撮影したい。多くの冬芽は高いところにある。撮影出来そうなもの探すと、偶然近くに手の届きそうな冬芽が見つかった。
イメージ 3
ミズキの冬芽
 
 坂を下り瓜久保へ向かった。下の方に黄色い花が見えている。瓜久保には黄色い花を咲かせるソシンロウバイの大きな樹がある。この花を見るのも今日の目的になっている。半透明で蝋質な花弁は香りと共に人を魅了する。
イメージ 4
 
 ソシンロウバイのすぐ近くにヤマグワの樹がある。この樹はあまり大きくないので、花や果実が撮影しやすい。今日は冬芽が撮影できる。葉芽の脇に丸く太った冬芽が見える。芽鱗は灰白色で、中のものには褐色がかった部分も見られる。
イメージ 5
ヤマグワの冬芽:頂芽

イメージ 6
ヤマグワの冬芽:側芽

 
撮影:116
 
  
  記  平成28120日(水)