公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイが咲く

19日(土)
 
 立町のみはらし公園に1本のハクバイの樹がある。そろそろ咲き出すのではないかと思い、久しぶりに見に出かけた。開花した花の数は少ないが、やはりハクバイは咲いていた。太陽の光を受け白色花は眩しくも見えた。5枚の花弁はほぼ円形で、縁が波を打っている。季節は寒さに向かうが、気持ちはすでに春を迎えている。
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ハクバイの開花

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ハクバイの花
 
 ハクバイの樹の隣に小さな暗灰色の冬芽をつけた樹があった。これは何の樹だったか、記憶を辿った。確かこの近くにエゴノキ、コブシの樹があった。エゴノキの木肌は黒みがかっている。この樹の幹を見ると明るい灰色である。エゴノキではないことが分かる。この樹はコブシになる。コブシなら、冬芽は毛に覆われている。ところが写真に撮った冬芽は毛で覆われていない(後で、写真を拡大すると、毛で覆われていた)。変だと思い、目線を梢にずらしてみた。すると、光るものがあった。毛に覆われた冬芽が見つかった。やはりこの樹はコブシだった。
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コブシの冬芽:肉眼では毛は見えなかった

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毛をまとったコブシの冬芽
 
 コブシの樹が見つかると、エゴノキは直ぐに分かった。エゴノキの冬芽を見つけようと探したが見つからない。エゴノキの枝は黒くて細い、触ると脆く折れそうである。枯れているのか弾力がなさそうに見える。しっかりした枝は手の届く範囲にはない。探すのは諦めざるを得なかった。
 階段を降り始めると、キンシバイの黄色い花が見えた。それもたった1輪であった。このところの暖かさで、咲く時期を間違えたと思える。「珍しいこと」と思いながら階段を下りると、そこに黄色く色づいたもう1輪の蕾が見つかった。季節外れと言えばそれまでだが、暖冬の影響を受けているといえる。
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撮影:15
 

  記  平成2816日(水)