公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ソメイヨシノ、オオシマザクラの冬芽

1225日(金)
 
 シダレモモを見た後、ヒメリンゴを見た。この2つの接写写真が撮り難い。何度試みても焦点ボケが生じてしまう。数枚って撮っているうち、分かりそうなのが撮れた。両端に葉痕を控え、中央に冬芽が出ている。毛が多く詳細は分かり難い。どうも1つの冬芽でなく、3つぐらいがかたまっているように見える。冬芽の下の部分は、この3つぐらいの冬芽を包んでいた鱗片だろうか。樹を見ていると、真っ赤に熟した果実が2つ下がっていた。
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残っていたヒメリンゴの果実
 
 ハナズオウの冬芽は松ぼっくり形をしていると昨年書いたが、さらによく見ると、松ぼっくり11片が開き始め、お椀のようになっている。お椀の中には何かが詰まっている。どのようなものか知りたいが、よく見えない。
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 この時期に公園に咲いている花はヤツデぐらいである。白色の小さな花なので、注意して見ないと、咲いているのかどうか分からない。花には反り返った花弁が5ある。上部の花序には両性花、下部の花序には雄花がつくという。
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ヤツデ
 
 ムクゲはたくさんの花を長い期間に渡ってつける。花期の姿はきれいだが、花は直ぐ落ちてしまい、樹の近くにはいつも落ちた花が散らかってしまう。この冬芽は、花の美しさとは違って、小さな塊が沢山ついているようで、詳細を知ることが出来ない。
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ムクゲの冬芽
 
 何時も注目しているのは、ソメイヨシノオオシマザクラである。まず、ソメイヨシノの冬芽を見た。いつ見ても毛の多い鱗片が瓦状に重なっている。日光があったっていると、白色に光って見える。冬芽が出来る枝を見ると、そこにも短い毛が生えている。
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ソメイヨシノ冬芽:枝に毛がある
 
 ソメイヨシノの冬芽を見てからオオシマザクラの冬芽を見ると、鱗片に毛が少ないので目がすっきりする。ぼやけていた焦点が鮮明になり、瓦状の模様もはっきり見ることが出来る。
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撮影:1222


  記  平成271222日(火)