養老渓谷 紅葉紀行 10
12月21日(月)
遊歩道を歩いていると、赤い実を見つけた。一寸見ると、ヒヨドリジョウゴの実に似ている。しかし、ヒヨドリジョウゴの葉には耳があるのが、この葉にはない。また、ヒヨドリジョウゴには毛があるのにこれはほとんど毛がない。調べると、ヤマホロシの名前が挙がってきた。
ヤマホロシの実?
川は紅葉の谷間を蛇行している。水は岩にぶつかり、静かな音を立てながら流れていく。静かでのんびりしている。時間がゆっくり過ぎていくようだ。水の流れは絶えることなく、同じ向きに動いている。日の当たった梢の紅葉は眩しく輝いている。紅葉を楽しむ人が谷間の遊歩道をつづいている。
遊歩道から見る紅葉景色
遊歩道から見る紅葉景色
遊歩道から見る紅葉景色
遊歩道から見る紅葉景色
二又になった滝が見えた。何という名前が付けられた滝だろうか。上の方を見ると細い川があるようだ。山から水を集めてここまで辿り着き、ここで養老川に合流していることが分かる。
二又の滝
紅葉を見ながら梢を見ると、樹の枝に絡まったつるが目に付くようになった。「何だろうか」と思いながら進んでいたが、頻繁に現れるので写真を撮って調べることにした。つる性であること、葉が全縁であることなどから検索していくとテイカカズラの名前が出てきた。図鑑で調べると似ている。断定は難しいが恐らくテイカカズラになるのではないだろうか。
枝に絡まったテイカカズラ?
テイカカズラの葉?
向かい側に1本の小さな滝が見えてきた。白色の飛沫が勢いよく養老川へ落ちている。養老川にはこのような小さな滝があちこちに見ることが出来る。
1本の小さな滝
撮影:12月4日
養老渓谷 紅葉紀行 11 へつづく
記 平成27年12月4日(金)